水が出る先端の節だけは残して節取りが終わったら、竹と竹の間から水が吹き出さないようにゴムを敷いていく。
水が漏れれば全て台無しになるため、隙間無く埋めなければ。
さらに、最も力の加わる先端の節はパテで補強。
そして竹と竹を合わせ、これを番線でがっちり固定。
この番線締め、DASH島の舟屋作りで何度もやってきた方法。
松岡「これだけ頑丈にしてるけど、水圧がどれだけかかるか未知数」

そして穴の大きさは先ほどの実験で確かめた、消防ホースと同じ大きさに開ける。
続いては、水を押し出す棒の先端部。
一本の竹は先に向かう程細くなっているため伸縮するスポンジで作る。
“アルコール性化合物のポリオール"と“炭素化合物のイソシアネート"という液体を混ぜると、化学反応を起こし、白く熱を帯びて膨らんでいく。
5分も経てば固まってスポンジが出来上がる。
それに布を巻いて厚さを調整、竹の太さに合わせていく。
あとは強度のある棒でこれを押せば水鉄砲となる。

そして、恒例の命名会議。
松岡「竹田さんてのはどう?一発目だから1号」
2号の製作は未定だが、とにかくこの巨大水鉄砲の名前は、“竹田さん1号"に決定!
と、この10mという大きさを見て長瀬は、
長瀬「押す(ピストン)力も100倍…100人で押す!」
そして、放水の舞台は高知県有数の清流「新荘川(しんじょうがわ)」。
ここにライバルの消防車も駆けつけた。