10月13日

梨の収穫を終えました。
今、まさに、秋。DASH村は実りの季節です。



収穫というと、まず、よろこびがあります。そして、無事によくここまで育ってくれた、というほっとした安堵の思いがあります。
ただ、最近、これらの思いに、ちょっと、複雑な気持ちが入り混じっていることに気づきました。
それは・・・、ためらいです。

果樹園のさくらんぼや梨の実は、いずれも鮮やかな色に光り輝き、形よく実り、眩しいばかりの美しさでした。ひとつひとつの命の実りの大切さを感じました。
収穫できる状態に実ったものというのは、その作物のもっとも美しい姿だと思います。
ですので、なんというのでしょうか、とってしまうのがもったいない、このままとっておきたい、という思いになり、収穫がためらわれてしまうのです。




今、もっとも、収穫の美しさを輝かせているお米を見ても、その気持ちを持ってしまいます。
あたり一面にキラキラと光を放っている黄金色に色づいた稲穂に触れると、このままずっと見ていたい、刈らずにとっておきたい、そして、稲刈りをしたらさびしげな風景になってしまうな、などと考えてしまいます。
しかし、稲刈りをして、乾燥させ、脱穀をすませたら、待ちに待った真っ白なごはん。
まだまだ実りの季節はつづき、これからますます秋が深まってゆきますが、やっぱり、稲刈りをしてこそ、本当の満足感を味わえるのでしょう。







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