10月20日


夕方、畑仕事を終えて役場へ戻る途中にうしろを振り返ると、山の上にとても美しい月が浮かんでいました。
満月ではないのですが、くっきりとしたまるい月。
ちょっと見とれていたら、今日は10月18日、十三夜だと知りました。

DASH村にはススキがたくさん生えているので、ひとつかみばかりとってきました。そして、収穫できた野菜と一緒に古民家の縁側に供え、お月見。
十三夜の月は、ちょっと欠けているところが、いびつな卵のようで、趣があります。薄い雲が月にさらっとかかった感じがまた、観るものをたのしませてくれます。


供えたススキの脇には、あけびのつるで編んだ籠や、一輪挿しもあります。
あけびは毎年、秋口になると食べているのですが、甘く、さっぱりしていて味わい深いものです。ただ、あのつるが、あんなにしなやかで、丈夫だとは、思っていませんでした。
籠のつくり方を覚えたので、深まりゆく秋の夜長に、また、つくってみようかと思います。

山に目を向けると、葉も少しずつですが、日当たりのいいところの木々は、色づいてきています。晴れた日に透かしてみると、光っていてきれいです。
秋も深まってきました。
今年の秋は暖かいと油断していたのですが、夜になると、さすがに冷え込みます。
まもなく、一気に冷え込み、山も燃えるように色づくでしょう。






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