12月22日



週のはじめまでは残っていた雪も、今、すっかり融けました。
真っ白な雪が融けて、それを吸い込んだ土はきれいに、そして豊かになったような気がします。

三年目の今年は、一年目、二年目以上に、できないのではないかと思っていたことができました。
作物をみても、かんぴょうや里芋など、どのようにできるのかよくわからなかったものも、種を蒔き、きちんと見守っていくと、期待にこたえて実ってくれました。


かんぴょうは、葉も茎もつるも一見するとかぼちゃのようなので、間違えてかぼちゃの種を蒔いてしまったのかと思っていました。しかし、夏の陽射しを浴びて日に日にデカカボチャのように成長し、とんでもなく大きなものがごろごろとできました。
そして大きく実った実を、かつらむきのようにむく道具を使ってするすると長いひも状にし、天日で干すと、あの歯ごたえのあるかんぴょうになります。
かんぴょうというと、かんぴょう巻きしか知らなかったのですが、工夫次第で、いろいろとおいしい味わい方があることを教えてもらいました。



また、里芋も成長を追っていて、興味深いものでした。傘のような大きく厚い葉、太い茎と、これまで見たことのなかった成長ぶり。この葉は水をはじいていたようでしたので、本当に傘としても使えます。そんな見た目も面白く、みずみずしい茎や葉の緑が青空とこげ茶色の古民家を背景にすると美しかったので、収穫するのが喜び以上にもったいないと思うほどでした。


DASH村の食卓に並んだ収穫の味。
色とりどりの温かい料理の数々が、競い合うように湯気を出し合っています。
厳しい冬も、こうした時間を大切に・・・。
何とか、乗り切りたいものです。








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