DASH村に新しい仲間が増えました。桜の木に巣を作っているキツツキです。
明雄さんの話では、コゲラという名前で、虫に食われた部分や老いて枯れてしまった部分を選んで、穴をあけ、そこを巣にするそうです。そして、桜の木の中につく虫を食べて退治してくれるという、なんとも強い味方の登場です。


しかし、思いっきり嘴で木に穴をあけている鳥を目の前にしても、不思議なもので、まさかコゲラだと思いませんでした。図鑑などでしか見たことがなかった鳥。そんな遠い存在であったコゲラも、今では村の仲間になり、ほぼ毎日桜の木を訪れては「ギィーーギィギィ」と鳴きながら巣作りに励んでいる。このまま順調に巣作りが進むと、穴に5個〜8個の卵を産むらしい。ここからまた新しい生命が産まれくると想像しただけで胸がはずんでくる。


そしてついに桜の花が咲き始めました!!
コゲラに気を取られていたのか、気がつくと、ひとつの花だけパカッと完全に開いていました。その時、いつものように下から見上げていたのですが、他のつぼみが黒いシルエットでしかないのに、一つだけ太陽の光を透き通らせて純白で、とても華麗でした。冬にこの地にきた僕にとって、葉も花もなかったこの桜の木は、どこかオブジェのような存在でした。だけど、今は桜の木に宿る生命を確かに実感することが出来ます。
そして次々と花開かせ、現在DASH村の桜は五分咲きといったところ。花が増えるごとに村がにぎやかに勢いづいていく。


こゆきとこてつも最近では、行動範囲を桜の木まで広げ、ぴょんぴょん跳ね回っている。まるで、初めての「桜満開」をせかしているようです。






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