6月22日の今日は夏至。太陽が一年で一番高い位置に昇り、昼間が一番長い日。最近、朝4時ぐらいには鳥たちがさえずり始め明るくなり、夜は7時頃から蛙の合唱が始まり、暗くなる。作物は太陽の恵みを多く受け、ますます生長を加速していく。


他の作物より早く種植えをしたジャガイモは、畝が見えなくなるほどに葉をつけている。ジャガイモの葉は一つ一つが大きく、とても頑丈。そんな丈夫な葉が鬱蒼としている中に小さな花が淑やかに咲いている。その綺麗な花ができるだけ長い間咲き続けられるよう、葉が強い雨や強い風から守っているかのようだ。

今週とても風の強い日があった。里山の木々が大きくゆっくり揺れ、田んぼの苗が小刻みに震え、雲が形を何度も変えながら空を走りぬけて・・・、DASH村が一斉に動いていた。木の葉が擦れ合う音と、風の低い音が混ざり合い、耳に飛び込んでくる。DASH村がひとつの巨大な生き物のように感じ、圧倒されてしまった。


ますます前進している役場の建て直し作業。市川さんは鋸、かんな、のみなど、ひとつひとつの使い方やコツを丁寧に教えてくれ、僕にも出来る作業の幅が徐々に広がってきた。中でも鑿(のみ)を使った作業には前から憧れていたので、俄然やる気が出るのだけど、これが見た目以上に難しい作業で、失敗の連続。木の質、木目などをよく見て、角度や方向を考慮して削らねばならない。が、すぐに木を割ってしまったり、ささくれたりしてしまう。少しでも上達しようと作業の合間に落ちた木片で稽古しているが、なかなか上手くいかず、そうこうしていると蛙の合唱が聞こえてきてしまった。


一日に作業できる時間が一年で最も長い時期ですが、出来ればもっと日が伸びてほしいものです。


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