遂に役場の骨組みが完成。
燃え残った役場の木材、いろんな方々から頂いた木材、これら全てを繋ぎ合わせて出来た骨組みは、一つ一つに多くの人の想いが詰まり、再びDASH村役場としての魂が吹き込まれた。


その骨組みを雨から守るため、雨が降るたびシートをかける。7月に入ってから、頻繁に雨が降るので、降ったり止んだりに合わせ、シートを掛けたり外したり。いつも天候が気になるので、気がつけば空を見上げている。今週、シートを外していると、目に入る役場越しの空が、ぐっと夏らしくなっていた。
役場の骨組みの向こうに見えた久々の青空。「夏休みの空」という言葉がとてもしっくりくる。農作業にも役場の建て直し作業にも夏休みは無いけれど、自然に気分が高まってくる。蝉がミンミン太陽ギラギラ!もうすぐ暑い夏がやってくる。

少しずつ夏色に変わる空の下、つかさの小屋の横に広がる小麦畑が小麦色になってきた。むらなく変色し、背丈もみんな同じで綺麗に整列している。麦踏した甲斐あって、とても利口に育った。「麦の秋」とは夏の季語だという事を改めて実感した。麦の収穫は夏。色も実も充分に生長し、刈入れ一番乗りとなりそうだ。
利口と言えば、田んぼで活躍中の三代目アイガモ隊も、広い田んぼの何処にいても手を叩くと、走ったり泳いだりして一目散に向かって来る。あまりの勢いの良さに後退りしてしまうほどだ。


骨組みは完成したものの、まだまだ多くの工程を残している役場の建て直し。今日も村に金槌やノコギリの音が響き渡っています。


前の週 次の週