先週に比べると、若干暖かく過ごしやすかった今週。天気もよく、夕日が雲を焦がして、ますます綺麗な夕焼けをつくり出している。


畑に建てたビニールハウスのトマトも夕日に焦がされたように真っ赤に実った。春、ポットから定植した後は、極力水分を与えずに育てたトマト。水を与えないで、はたして実るのだろうかと心配だった。それだけに、花が咲いた後、緑の実がなり、ふくらみ、遂に赤く染まった時というのは、それこそ夕日を見るように、ほっと一安心した。心配かけられ、手間隙かけた甲斐あって、味も見た目も最高のトマトとなった。


そして、赤とんぼ。里山について詳しい守山先生がおっしゃっていた通り、秋が深まるとともにみるみる全身が真っ赤になってきた。赤とんぼはキュウリなどの支柱の先で、椅子取りゲームをするかのように、とまったり飛んだり。支柱の先を我が物に出来ずに飛び回り、最後には僕の差し出した指にとまったりする者もいる。しかし、夕暮れ時になるといつも皆で、空高く飛びだす。まるで、夕日が帰宅の合図であるかのように。面白い習慣だから、僕も、上空を赤とんぼが飛び交う時、その日の作業を終了するようにしている。


毎週何かと変化のある里山の紅葉状況。今週は山羊小屋の近くに咲くドウダンツツジが真っ赤になっているのを発見した。赤色が均一でとても綺麗。DASH村ではこれから赤く染まるものがまだまだありそうだ。
今週、10月8日は十三夜。この日は「中秋の名月」のあとにくることから、「後(のち)の月」とも呼ばれるお月見の日。9月の満月の時と何か変わっているだろうか?しっかり見届けたい。

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