ほとんど上着を着なかった今週は、本当に暖かい日ばかりだった。日中、外で作業するとすぐに額に汗がにじみ、時折吹く風はそんな体にとても心地良く、「涼しい」と感じるようにもなった。
 そんな春の暖かい陽射しは、僕以外のDASH村のみんなにも大きく影響を与えた

 風呂の脇に点在する青色のオオイヌノフグリは、今までにないほど背伸びして、花びらを大きく広げた。
 フキは土を割ってたくましい茎をニョキニョキと伸ばしはじめ、スイセンは黄色の花びらを一枚一枚、太陽にかざし始めた。
 他にも、カキドオシ、サクラソウ、フクジュソウ、ナズナ、など、春の野花たちが一斉に顔を出した。




 太陽の力は凄い。ちょっと暖かい陽射しを大地に注ぐだけで、分厚い雪もみるみるうちに融けてなくなり、そこから野花たちが咲く。さらに人間は畑や田んぼへと動き出す。

 春らしい陽射しとなり、春らしい花が咲き、春らしい農作業が始まる。春だからそれは当たり前のこと。でも、この「当たり前」は太陽がいつも僕らの上に出てきてくれるから。太陽がなければ、野菜を収穫することもなければ、野花が咲くこともない。
 あらためて「太陽の恵み」のすごさを感じる。




 

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