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早起きをして外に出てみるとまだ朝日が昇る前だった。普段は朝日に起こしてもらうことが多いが、最近は私が朝日を起こしてあげている。 |
「早く出てこーい」と待っていると朝日は少しずつ姿を現し、田んぼの稲達を照らし始めた。それはまるで舞台のカーテンが開かれるように、少しずつ美しい光で照らし出していった。特に今年初挑戦の「赤米」は赤くキラキラと輝き、とても綺麗だった。なぜ、朝日というのはこんなに綺麗なのだろう。ただの白菜の苗でさえも朝日に当たれば、朝露に光が反射してとても綺麗。 |
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やがて朝日は里山の木々も照らしはじめ、村が少しずつ赤く染まりはじめたことを改めて感じた。今から真っ赤に染まる村が楽しみ。そして、秋の木の実も着々と収穫に近づいている。ついこないだまで緑色をしていた栗から茶色い実がとび出していた。村の秋の味覚達は着々と準備を進めているよう。あとは、私の料理の準備とお腹の準備が整えば完璧みたい。 |
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