「秋の日は、つるべ落とし」とよく言うが、ここ数日で一気に日暮れが早くなった。 夏の感覚で、いつものように畑仕事をしていると、まわりがあっという間に暗くなる。 そして、暗くなると同時に一気に寒くなる。夜は、秋というより冬の寒さで、長袖を着ないと風邪をひいてしまうほど。 |
反対に昼は秋というよりは夏の暑さ。でも夏と違って、ひんやりとした風が秋にはある。 それが秋ならではの風で、秋にしかない心地よさ。だから私は秋が好きだ。 縁側で汗をかきながらの昼寝もいいが、やはり秋風に包まれてする昼寝のほうが気持ちいい。目をつぶってもかすかに感じる太陽の光の中、ひんやりとした風が流れ込む。このうえない幸せだ。このままずっと寝ていたい。 |
そんな海のような青色を引き立てるのが、白い雲。秋ならではの鰯雲が、波をうつように浮かんでいる。 本当に綺麗な秋の空。こんな空をもっと長く見ていたい。けれど秋の日暮れは早く、長く見れないのだけが残念。 |