今日は大寒。1年で1番寒い時期。大寒だけに朝の冷え込みは顔が痛くなるほど寒い。 ミツバチ達もこの寒さで巣箱の中に閉じこもりきり。冬の寒さで全滅することもあるミツバチだけに、心配になって巣箱に耳を近づけてみると、「ブーン」というたくさんの羽根の音がした。特に、新巣箱のミツバチ達にとっては初めて迎える村の冬。寒さに耐えられるか心配だったけれど、元気がいいみたいでほっとした。

 そしてこの冬、そんなミツバチ達が、私においしい食べ物をプレゼントしてくれた。 その名は「小松菜カブ」。名前の通り、上が「小松菜」、下が「カブ」の一石二鳥の野菜。
まさか、小松菜の種を撒いたのに、カブまでできるとは思ってもみなかった。こんな変わった野菜を目にすることができたのも、ミツバチ達が野菜の花が咲く季節に、カブの花に小松菜の花粉を運んでくれたから。本当に自然とは偉大なものだと改めて感じた瞬間だった。




 そんな奇跡の野菜だけに、味は落ちるのではと不安ながら口にしてみると、これが2つとも甘みがあって食感もよく、野菜としては高級レベル。漬物にしても、味噌汁に入れても、とてもおいしかった。

 本当に、ミツバチからは「はちみつ」「蜜蝋」「小松菜カブ」などもらいっぱなし。
今度は私がミツバチを助けてあげる番。今年の春も元気よく外に出れるように、まずはコモをまいて暖かくしてあげよう。そして、今のうちに野菜の株をハウスに移し、春先にまた沢山の野菜の花を咲かせてあげよう。

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