桜待ち遠しい季節、ひとあし早く完成したのは桜模様の磁器。 手作りの自分だけの磁器。出来上がったそれを手に取った瞬間、今までに味わったことのない感動がこみ上げてきた。 |
陶器を作ったことがない私にとって、磁器づくりは驚きの連続。 まず、茶色い石からあんな綺麗な白い器ができることに驚いた。 陶器名人、長橋さんの指導の下、手探りで作業は進み、やっとのことで器の形はできた。できたとはいっても、本来薄いのが魅力の磁器なのに、私が作ったのはなぜか厚い。やはりそう簡単にはいかなかった。 |
これからは、陶器の皿に木のお椀、そして磁器の湯飲み、一回の食事で3つの食器を使える。こんなに贅沢な食事はないのかもしれない。 そんな贅沢な食事を味わうことができる私は本当に幸せで、世界に1つしかない器を持てる私はもっと幸せなのかもしれない。 |