あぜ道に広がる、赤色の葉。 まだまだ緑は残しつつも、少しずつ村が色付いてきた気がする。 秋の果物りんごも、ほのかに色付きはじめた。早くかぶりつきたい。 そんな赤色に染まり始めた村で、いち早く赤色の辛い調味料が完成した。 それは、中国の調味料「豆板醤」。 |
まさか、村で中国の調味料を作るとは思ってもみなかった。そして、村の材料で「豆板醤」ができるとも知らなかった。 豆板醤づくりは、空豆をつくるところから始まった。空豆というと酒のつまみというイメージしかないけれど、実は豆板醤の原料には欠かせないもの。 でも本当にあの赤い調味料の原料が空豆なのか、豆板醤が出来上がるまでは信じられなかった。 |
手作りの豆板醤で作った麻婆豆腐の味も、格別な味だった。 自分達で作った豆腐の甘みと豆板醤のコクのある辛味が絶妙な味を生み出し、何杯でもご飯が食べられそうだった。 豆板醤もまだ残っていることだし、これから寒くなる季節は、激辛料理で暖まろ。 |