清々しい朝。
こんな日の散歩は本当に気持ちが良い。
隣を歩く北登も同じ気持ちなのか、シッポのふりがいつもより大きく足取りもスキップをしているかのように軽やかだ。

 そんな北登に連れまわされるように村内を歩いていると、今年初めての「タンポポ」に遭遇した。少し前までロゼット状態だった「タンポポ」が大きく花開いたのを見て、なんだかとても嬉しくて幸せな気持ちになった。
一輪だけ咲く黄色いタンポポは、一段と鮮やかに見えた。
沢山咲いているタンポポも綺麗だけれど、一輪だけ咲いているタンポポもなかなか魅力的だ。




そんな春を感じるタンポポの横で、キラキラと光るものを見つけた。
近づいて見てみると、それは「霜柱」だった。春の出番が本格的に、と思いきやまだ冬も終わらないつもりらしい。でも、春の青空にキラキラと輝く「霜柱」はとても綺麗だった。

春と冬が混在しているこの時期。少ししか味わえないこの時間を大切にしたいと思った。

前の週 次の週