「ホーホケキョ」「ツツピー・ツツピー」鳥のさえずりが響き渡る朝。
少し早起きするだけで、いつもとは違う朝に出会うことができる。
たくさんの鳥のさえずりは、澄んだ朝の風景の1つとなって爽やかな音を奏でる。そしてその声を聴くと、とても優しい気持ちになれる。

 美しい鳥たちのさえずりに誘われ里山へと歩いていく道の端で、キラキラしたものを発見した。それは「朝露」。
太陽が朝露を照らし、あぜ道の草花達がキラキラと輝いていた。
朝露というのは本当に不思議なもので、どんな小さな草木でも朝露が降りれば、宝石のようにキラキラ光って見える。自然の力に驚かされると同時に、私もどうにか朝露で綺麗に見えないものだろうか・・・・




 そんな朝露は太陽が昇ればすぐになくなってしまう早朝限定の美。それを存分に味わうためにもと、少しずつ畑の作物も見ていたら可愛らしいものを発見した。
  それは小さなイチゴの実。まだ花が咲いたばかりだと思っていたのに、もう小さな緑の実がついていた。

 そんな緑の実を見ただけなのに、なんだかツバが出てきた。やっぱり私には朝露よりもイチゴかな。

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