梅雨の雨は恵みの雨。なんだか畑の作物達も喜んでいるようにみえる。
夏野菜の苗たちはより緑が濃くなり、まさに夏色という感じ。
 そんな中、一段と緑輝く作物が今年収穫を迎えることとなった。
その作物とは「アスパラガス」。

 このアスパラガスは私がちょうど村人となった年に植えた作物で、村歴は私と同級生。それだけにとても親しみのある作物だった。
そんな作物が今年、3年越しの収穫を無事迎えることができた。本当に嬉しかった。




 この3年間で1番辛かったこと。それは去年まで美味しそうなアスパラガスが出てきても、それを我慢しなければならなかったこと。
 太くておいしいアスパラガスを毎年食べるには3年間は待ったほうがいいという明雄さんのアドバイスのもと、栄養貯蓄のために2・3年目のアスパラガスは収穫せず残してきた。
 その甲斐あって、今年は直径1.5センチを超える太いアスパラガスまでもが収穫できた。
 収穫後数時間しか味わえないというアスパラガスの生食を初めて食べ、フルーツ並みの甘さに驚いた。これも手づくりだからこそ味わえる喜びなのかもしれない。

また、さっと塩茹でして食べたアスパラガスもちょうどいい食感で、今まで味わったことがない瑞々しさと甘味があり、とてもおいしかった。
そんなおいしいアスパラガスが、同じ株からあと10年くらいは収穫できるという。
後10年、こんなにおいしいアスパラガスを毎年食べ続けられるかと思うと、今からわくわくする。

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