「梅雨の雨に疲れ癒され」

梅雨の晴れ間をねらって今日も畑仕事。
むしってもむしっても終わらない草むしりに疲れ果てる毎日。
夏草の鮮やかな緑色も悪くはないけれど、何事にも適量があるように、草も適量が一番だと思う。
 そんな私の大変な作業を見ていたのか、ヒツジの姉妹「シロ」と「テン」が手伝いに来てくれた。

 2人は、私の草をむしるスピードを遥かに超えるスピードで草を食べ始めた。まだ産まれて3ヶ月なのに、頼りになる2人だ。その食欲の影響か心なしかふっくらしてきた2人。夏バテどころか夏太りかという勢いで成長している。でも健康に成長してくれている2人の姿をみるとホッとする。




 そんな矢先、急に雨が降り出した。「シロ」と「テン」も私にぴったりくっついて母屋の軒下に急いで避難した。本当に今年の梅雨には困ったもので、晴れたり雨が降ったり。
絶え間なく軒下から落ちる雨の雫。今日中に終わらせようと思っていた草むしりが終わらないのでは、と思い出したら急にイライラしてきた。そんな時、ふと横を見ると今にも眠りそうな北登がいた。

 そんな姿を見て、人の気もしらないで、と最初は思ったがやがてせっかくの雨なんだからイライラしないで休めばいいんだという気がしてきた。
梅雨の雨は、「ゆとり」を持ちなさいと言っているのかも。

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