「実る秋 太る羊と・・・」 |
心地よい秋の夕暮れ。 ひんやりとした柔らかい風が私を包む。 そんな風を切って走る子ヒツジの「シロ」と「テン」。私を母親のように思っているのか、散歩する時はいつも一緒。 |
村に来て3ヶ月半。既に「チャコ」や「さくら子」の大きさを超えており、子ヒツジと呼んでいいのか困ってしまうほどの成長ぶり。やはり飼い主に似るものなのかもしれない・・・・ |
夕方、そんな2人を牧草地からヒツジ小屋へと移動させるのが私の日課。 いつもぴったりと私の横にくっついてくる。やはりヒツジはヤギと違って群れで行動するものなんだと改めて思った。 涼しくなってきたせいか、心なしか2人も過ごしやすそう。気温も低くなってきて、毛の伸びも早くなり全体的にふっくらしてきた2人。そして、どれだけ餌をあげてもあげても食べてしまう。冬にはどれぐらいの大きさになってしまうのだろう。 |
そんな二人に負けじと、村の作物も徐々に膨らみ始め、ぶどうは綺麗な紫色に染まり、りんごもすっかり丸い赤い玉となった。 秋は「食欲の秋」。私も冬までにどれくらい大きくなるのかな・・・ |