「10228回目の夕暮れ」 |
西日に照らされる「はせ木」。 稲穂は脱穀も終わり田んぼには「はせ木」だけ。 なんだか寂しい気持ちになるけれど、これはこれで赴き深い風景でもある。 |
西日は茜色の夕日へと変わり、あっという間に月明かり輝く夜になる。 本当に1日が早い。 確かにこの時期、日が短いということもあるけれど、歳のせいもあるのかもしれないとふと思った。 |
昨日で28歳の誕生日を迎え、よりいっそう1日が早く感じる。80歳の明雄さんからしてみれば、何を言っているのかと怒られそうだが・・・ でもやっぱり小学生の頃の1日と、28歳の1日を比べると断然28歳の1日のほうが早く感じる。 小学校の頃は本当に1日が長く感じた。嫌いな授業があった時、6時間目まで授業があった時は特に。勉強しなくてもいい大人に早くなりたいと、常に思っていた。 |
でも今の私からすると、「何を贅沢なことを言っているのだ」と小学生の自分に怒ってしまいそうだ。それぐらい1日の貴重さを身にしみて感じている。 大人になってくると、見るもの、聞くもの、感じるものも多くなり、それだけ時間もほしくなり、でもなんだか忙しさに流され1日が終わっているような気がする。あと数日しかない2009年、1日1日を大切に過ごそう。 |