「大寒に届く 春の便り」

 大寒にはいったものの雪は降ったり止んだりの日々。
昨日は一面雪の銀世界で、今日は土まじりの春に近い風景。毎日変わる村の風景も贅沢な感じがして悪くはない。

 しかし、天候と共に気温も毎日上がったり下がったり。
 この気温に合わせての温度調節が難しいのは南国ハウスの作物達。
まだ実ってないマンゴーをはじめバナナやパイナップルの越冬のために休まず床暖房システムでハウスを暖める日々。




 今日も南国ハウスを暖めなければとヒツジ小屋近くを歩いていると、林檎の木の下にきいろく輝くものを発見した。
 不思議に思い近づいてみると、その正体はなんと「タンポポ」の花だった。
 大寒の日が暖かかったために季節を間違えて咲いてしまったのだろうか。また雪が積もればすぐ枯れてしまうかもしれないと思うと、なんだか可愛そうになった。

 しかし、この冬の寒さの中で堂々と咲き誇る「タンポポ」の逞しさには惹かれるものがある。ダメになるのを承知でも周りに流されないその強さを私も見習わなければならない。
 私の今年の目標は、何事にも恐れずに「新たな一歩を踏み出す」こと。もっと強い自分にならなければ。

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