「桜満開、ヒツジ丸々」

先日、一輪目の花が咲いてから、暖かい日が続き一気に村の桜が満開になった。村の桜の木は、元気がなくなってきているけれど、やはり満開に花を咲かせている姿は豪快。そして、一つ一つ観察してみると、白とピンクのグラデーションのように染まりきれいだった。

そして、そこに色々な虫たちが花粉を求めやって来る。その虫たちが花粉を求めさらにまた別の場所に飛んでいくと、村の桜の遺伝子がどんどん広がっているように思えた。もし他の桜とうまく受精すれば、村に育つ後継樹の他に何年後かに村の桜の遺伝子を持つ桜がどこかでひっそりと芽を現すかもしれない。




そして、いよいよ羊の毛刈りの時期を迎える。蒸し暑い時期に突入する前に厚く覆われたセーターを脱がしてあげるのだ。
テンとシロは産まれてから一度も毛を刈っていないので、丸々してかわいいのだけど、牧草地を駆け回っていてもどこか重そうにみえるし、時折はしゃぎ過ぎて息を切らしている。その姿を見るとテンとシロの為にやはり暑くなる前に刈ってあげた方がいいなと思えてくる。

けれど、丸々としているテンとシロしか見慣れていないので毛を刈られた姿がどうしても想像つかず、刈られた後のテンとシロの様子を見るのがわくわくする。
桜が満開になり、次は羊の毛刈り。村はますます活気づいています。

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