「梅雨晴れに 浮かぶは 夏の風物詩」

今年も梅雨入りした。
雨の日が続くとヒツジ姉妹は外に出れずに小屋の中でメエメエと鳴き、ふぶきもそれにつられて外に出せと主張しだす。

梅雨入り発表直後は2、3日雨が降り続き、朝・晩は大分冷え込んだ。「やっぱり梅雨に入って雨が続くな」と思っていた矢先、梅雨の中休みか急に晴れて暑くなった。外にいるだけで汗がにじみ出て、すぐに粒が大きくなり滴り落ちる。




北登もヤギ一家も草を食むのに疲れると座り込み、さらにはだらっと倒れ込む。明雄さんが心配していた今年の冷夏が本当かと疑いの気持ちも出てくるほどだ。
夕方には、夏の風物詩、入道雲がモクモクと里山際に浮かび存在感をアピールしていた。

子どもの頃、夏休みに祖父母の家に遊びにいくと、毎日のように入道雲が広い海の上に浮かんでいた。そんな空の下、よく海で泳いだ。入道雲を見るとそんな楽しい思い出が反映されるので。入道雲=夏という印象になり、梅雨もまだ始まったばかりなのに、夏が来たと感じてしまう。春から夏、この季節の移り変わりを、いよいよ実感した。

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