「垂れる穂に 思いをたゆたう 秋の空」 |
「実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな」 「偉くなっても頭を下げる謙虚な気持ちを忘れてはいけない」という、この言葉が意味することとは違うが、まさしく言葉どおり頭を垂らす村の稲穂たち。実成りには差はあれど、実をしっかりと詰まらせているものは多い。 |
思えば、僕にとって何もかも初めての米づくり。まずはアイガモの卵を孵す事から始まった。温度と湿度を保ち、見守り続けた28日間。春なのにまだずっと寒かった日、ヒナ達が自力で殻から出て来たのを見て安心したのを覚えている。 |
成長して立派な大人になったアイガモ隊は田んぼから卒業し、これからは彼らが次期アイガモ隊の親になるのだ。 そして、稲刈りを前にした田んぼの色づきは今、まさに黄金。太陽の光を浴びるとさらに光り輝く。 やはり、自分で植えたお米は一段と美味しく感じるんだろう。今から今年の新男米を頂く日が待ち遠しくて仕方がない。 |