「里山も 動物たちも 衣替え」

赤、オレンジ、そして黄色と色とりどりに染まった里山も落葉する時期に突入している。
正直今までは、この紅葉の綺麗さに気づかずに見過ごしていた。わざわざ紅葉狩り目的で旅行やドライブに行く人の気持ちがわからずにいた。しかし、村に住むようになってその魅力にやっと気が付く事が出来た。緑色一色だった里山が徐々に紅葉し、木々がそれぞれ独自の色に変わった様は本当に綺麗だ。

これらの紅葉は昼と夜の温度差が高ければ高いほど鮮やかに紅葉するらしく、近頃は太陽の出る昼間はまだ温かいのだが、朝晩は本当に冷え込むので、いっそう鮮やか。
陽が大分傾いた頃には、雪虫までも現れてくるようになった。




そして、冷え込みが強くなればなるほど、徐々に北登やヤギ一家の毛がフサフサした冬毛に生え変わっている。北登はこれからの時期、外に出したままでは寒くてかわいそうと思いがちだが、むしろ寒さに当ててフサフサした冬毛に生え変わるようにしてあげた方が良いそうだ。寒そうだからと、囲炉裏に招き入れてばかりだと冬毛が生えきらずに真冬をむかえる事になってしまう。

村では水車までも凍結してしまうような寒さ厳しい冬。里山、北登、そしてヤギ一家と徐々に冬の準備を進めている中、僕も凍える冬を迎える準備と心構えをしておかなければ。まだ大丈夫と防寒着を着るのを我慢しているけれど、もうそろそろ防寒着を出す時期かもしれないな。

前の週 次の週