「熊本で出会った 極上トマトと極長なす」 |
もぎたてのトマトは新鮮で、ゼリー状の部分もあまり気にならない。 「塩トマト」は干拓地で作られ、地下の塩水からの塩分に悩ませられながらも、それを逆手に取り生まれた高糖度トマト。もうフルーツだった。しかも、塩の影響で実が締まり、ゼリー状の部分もほとんどなかったので、何個も食べられた。これは僕にとっては、画期的な事だ。 |
今回お世話になった、大長ナス部会長の井村さんはこの大長ナスを全国に広める活動もしていて、この部会には多くの若い農家さんも所属していた。井村さんは40代だけど、井村さん以外はみんな20〜30代らしい。僕と同世代の方もいて、それぞれのビジョンとポリシーを持っていたのがすごかった。一様にみんなが言っていたのは、やっぱり収穫した作物を美味しそうに食べて喜んでくれる事が一番幸せという事だった。これに向けて、農家の方は日々頑張っているそうだ。 トマトもナスも家庭菜園などでよく栽培される作物ではあるが、栽培方法はいくつもあり、それによっては味も変わる。それぞれがそれぞれの農法で努力を重ね生まれる作物。トマトやナスを学びにいっているんだけど、作物から見られる地方の特色などもあって、そこから学べるものは広いと思った。そして、それらは偏食までも直してしまうのだ。 |