TOYOTAプレゼンツ・FIFAクラブワールドカップジャパン2007

大陸予選情報

ACミラン/ヨーロッパ代表



2007.12.16 ボカ・ジュニアーズ戦後アンチェロッティ監督会見

Q.インザーギの先制ゴールの瞬間は?
本当にうれしかった。満足のいく結果だし、自分の選手たちに誇りを感じた。
この試合は今までの苦難の道のりの締めくくり。ベストの形でこの道のりを終えることができた。たくさんの練習をして、全員が勝つという確信を持って臨んでいた。
ボカ・ジュニアーズは非常に良い試合をしたと思う。非常にオープンで、どちらのチームにもチャンスがあった。ボカには攻撃的でスピードのある選手が多い。FWパラシオも頑張っていた。2対1になった後、さらにカウンターのチャンスがあって、うちがリードすることができたのが大きかったと思う。


Q.FWカカのプレーの評価は?
チームとして、2003年の苦い思い出(トヨタカップでボカに敗れ、世界一を逃す)を払拭することができた。FWカカはバロンドール(世界最優秀選手賞)を受賞したが、それにふさわしいプレーを見せていた。特に後半が良かった。

Q.イタリアは守備的と言われているが、攻撃的にプレーし、ゴールが多く生まれたのか?
そうだね、いつもこんなにゴールするわけではないが、今日は非常に攻撃的だった。自分たちのサッカーをすることを心がけていた。ボールが非常に動いており、攻撃陣もスピード感あるプレーを見せていた。非常にうまくいったと思う。

Q.マンチーニ監督(インテル)が、この大会は親善試合のようだと言った事については?
今はこのクラブワールドカップのトロフィーを手にしたことを祝福したい。私はこの大会をとても美しく、素晴らしい大会だと思っているので。誰が何と言おうと、この大会の決勝で勝ったことをうれしく思っている。ここまでたどり着くことが、どれだけ大変な道のりだったか分かってほしい。

Q.この勝利は、今シーズンにどのような影響が?
今年の終わりに非常にクオリティの高いプレーを見せてくれたと思う。1月からまた新しい年が始まる。セリエAではもっと頑張る必要があるが、この勝利が刺激となって、より良いプレーができるようになると思う。

Q.ACミランが今後、これだけのタイトルを取ることができると思うか?
なかなか難しい1年だった。しかし、記憶に残る忘れられない1年になったと思う。これをもう一度繰り返すことは出来ないとは言えない。今いる選手のうち何人かいなくなるかもしれないが、チームの核となる選手はまだしっかりしている。

Q.前の試合で、DFオッドとDFヤンクロフスキを評価しながらも、サイドバックを変えたのは?
DFヤンクロフスキとDFマルディーニとでは性質が大きく異なる。マルディーニは攻撃的ではないが、経験は豊かだ。確かに、これは難しい選択だった。ヤンクロフスキが、準決勝で良かっただけに非常に迷った。しかし、キャプテンであるマルディーニにチャンスを与えるのは重要だと思った。彼にとって、最後のクラブワールドカップの試合になるかもしれないと思ったからだ。マルディーニのことだから、今後も(現役を)続ける可能性は、大いにあり得るが。(笑)

Q.FWインザーギをスタメン起用した狙いは?
2つの試合でそれぞれのプランを考えた。1試合目にFWジラルディーノを出して、2試合目には、スタートから、十分に力を温存していたインザーギを使いたかった。2人のFWをうまく活用出来たと思っている。

Q.ACミランはこれで4度目の世界一。ヨーロッパで一番になったが?
このトロフィーは、我々に非常に満足感を与えてくれる。特に、前回(2003年トヨタカップ)はボカに敗れたわけだが、そのリベンジが出来た。(2005年ヨーロッパチャンピオンズリーグ決勝で敗れた)リバプールにも借りを返す事が出来た上に、クラブワールドカップでもリベンジできてよかったと思う。

Q.世界のサッカー史上、最もタイトルの多い監督になったが?
自分のことを話すのは難しいもの。今、言えることは将来的により良い仕事ができる環境になると確信しているということ。しかし、今はクラブや選手たちとこの喜びの感情を一緒に味わいたい。私自身もミラニスタ(ミランファン)なのだから。

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