2007.12.05 浦和レッズ 大会公式会見
アジア王者浦和が大会公式会見に臨みました。
藤口光紀代表取締役社長、オジェック監督のほか、午前中の練習を終えたばかりキャプテンのMF山田暢久、MF小野伸二、MF岡野雅行の3選手も出席しました。
浦和は、7日に行われるアジア準優勝セパハンとオセアニア代表ワイタケレの勝者と、10日に豊田スタジアムで対戦します。
藤口社長
まず、この大会に参加できることを大変うれしく思っている。
浦和レッズは今シーズン、アジアNo.1になることを大きな目標の一つとして掲げ、取り組んできた。
チーム、クラブ、サポーターが一緒に戦って、念願のアジア王者になることができた。
初めての経験で、そこに向かって挑戦し続けて、いろいろな苦労があったが、
チーム一丸となったことで優勝することができたと思っている。
特にアジアの大会は、遠征距離も長く、大変な移動があった。
多くのサポーターが応援に来てくれて、その力が大きかったと、サポーターには感謝している。
ここにいる選手をはじめ、チームの全員が120%の力を出して戦ってくれた成果だ。
Jリーグでは最後に力尽きたことは残念だが、アジア王者になったことには変わらない。
選手が持てる力、チャレンジ精神を存分に発揮し、この大会でいい成績を収められたらこんなに
うれしいことはない。まず1試合目の相手(ワイタケレ対セパハンの勝者)にきちんと勝って、
次のACミランにぶつかっていければ。
セパハンはアジアの決勝で対戦した相手で、セパハンも「今度こそは」という気持ちでやってくる。
それに負けずに打ち勝つためには、強い精神力が必要だ。
オジェック監督
大会に向けて着々と準備を進め、練習をしている。
昨日、今日の練習を見ると、勝つための精神が備わっていると確信している。とても強い情熱と、エネルギッシュな練習を見ることができた。
(試合まで)あと2日間あるので、初戦に向け最後の磨きをかけていきたい。そして月曜日には準備万端で臨み、その次のACミランと戦えるように万全の準備をしていく。
Q.ポンテ欠場の影響は?そのポジションは小野選手か?
レッズには、シンジ(小野)とポンテは非常に重要な選手で欠かせない存在だ。
残念なことに、シンジは足首の手術で2週間ほど試合に出ていない。
今度はポンテが前十字靱帯(じんたい)のけがで、確実に出られない状態になってしまった。
シンジのコンディションについてじっくりと話をしたのだが、“気持ち”は本当に十分に整っているので、その精神力を生かし、今回の試合にはパーフェクトな状態で臨んでもらえると思っている。
Q.前回はFIFA(国際サッカー連盟)技術委員長だったが、今回は監督として出場。
率直な気持ちは?
2つの役割は全く異なる側面を持っている。
FIFAの技術委員長は、試合をしっかりと見て、分析し、傾向を理解し、そして各国のチームに、
大会の印象に基づいた推薦をしなければならないので、技術を理解するという責任がある。
今度はピッチの逆側に立つわけで、現場に戻って選手と一緒に汗を流す立場になった。
両方とも挑戦に値する仕事であるし、FIFAの仕事はとても楽しかったが、正直なところ心の奥には
“監督魂”を忘れていなかった。そういう意味では、今、監督をするチャンスに恵まれうれしく思っている。
MF山田暢久
クラブのワールドカップという大会の雰囲気を楽しみたい。
自分たちのチームがどれだけ世界のチームに通用するかを
楽しみにしている。
MF小野伸二
山田選手が言ったように、自分たちの力がどれだけ通用するか楽しみ。
国同士の戦いはよくあるが、クラブでほかの国のチームと戦うことは
貴重なこと。そこでいい結果が出せるように努力したい。
(Jリーグの)タイトルを逃してしまったことは、
選手として落ち込んでいる部分はある。
この大会でいい結果を出すことで、そういうものをすべて忘れられると
思うので、全力を尽くして戦いたい。
Q.小野選手にはフェイエノールトでの海外経験やワールドカップの経験もある。この大会で浦和が勝つために必要なことは?
強い気持ちを持って戦うこと、強い気持ちを持つことがひとつ。
もう一つは、チーム全体として同じ気持ち、試合に勝つという気持ちを強く持つことが必要だと思う。
FW岡野雅行
最後なのであまり言うことがなくなっちゃったんですが。(笑)
フィジカルの強さなどを生で体験し、楽しくやれればと思う。