TOYOTAプレゼンツ・FIFAクラブワールドカップジャパン2007

大陸予選情報

浦和レッズ/アジア代表



2007.12.12 ACミランとのガチンコ勝負を前に笑顔の選手たち

いよいよ明日!ACミランとの大一番を控えたアジア代表の浦和レッズが、
大原グラウンドで練習を行いました。
ミニゲームなどで約1時間汗を流した後、決戦の地、横浜へと移動。
選手たちには、緊張や気負いなどは感じられず、練習も笑顔いっぱいでした!!

また、試合会場の横浜国際総合競技場での公式会見にはオジェック監督が出席しました。

オジェック監督
私としても明日の試合を非常に楽しみしている。
これは素晴らしいチャンスだ。
セパハン戦と同様に、明日も素晴らしい試合を皆さんに見せたい。
相手に不足はない。
ACミランはヨーロッパだけでなく、世界のベストチームの一つで、
これはとてつもなく大きな挑戦と言える。
しかし、チーム、選手、そして私も、試合をとても楽しみにしている。
明日、横浜で間違いなく、たくさんのサポーターに囲まれるだろう。
多くの素晴らしいサポーターの前で、いい試合と素晴らしいサッカーをお見せしたい。

Q.ACミラン戦への対策は?
ACミランはディフェンスが非常に強い。
世界レベルの経験ある選手がいて、バランスが取れたディフェンスが揃っている。
難しい試合になるだろう。
策はあると思うが、細かい話はしないつもりだ。
今日はご容赦頂きたい。

Q.浦和としては、ACミランに勝つという自信は何パーセント?
まず最初に言いたいのは、うちはこの大会でいいスタートを切れた。
初戦で素晴らしいサッカーを皆さんにお見せできたと思う。
このようなプレーをACミランに対しても見せていきたい。
とにかくいい試合をする事が、我々の目標だ。
勝ち負けは、明日になれば分かる。
試合中に起こるいくつかの要素で決まる。
私がこの席で、パーセンテージを予測するなんてしたくない。
私が言えることは、うちの選手は情熱にあふれ、エネルギーがあるということ。
サッカーに対する、素晴らしい姿勢もある。
質の高いサッカーをお見せできると確信している。

Q.中2日で試合だが、選手たちはリーグ戦を戦ったように疲弊しているのか。
  (決勝に行くまでに)今大会は欧州、南米のチームは2試合、浦和は3試合、
  セパハンは4試合。またACミランは多くの外国人選手がいて、浦和にはもともと
  少ない。この不公平をどう考えるか?

日本では、3人しか外国人選手と契約を結ぶことができない。ヨーロッパとはルールが違う。
1995年以降、ヨーロッパ(EU圏内)では、多くの外国人選手と契約を結べるようになった。
(※EU加盟国籍は外国籍扱いされない)
とはいえ、ACミランには元々イタリア人の優秀な選手がたくさんいる。
また、公平かどうかということは大会の方で決めることで、私はコメントする立場ではない。
大会前から、この日程になることは分かっており、その中で最善の努力を尽くすだけ。
選手たちができるだけ早く回復して、エネルギーを充電し、最高の結果を出したい。
試合そのものが、我々にとって大きな挑戦だ。
ACミランのような優れたチームと対戦できるというだけで、私はアドレナリンが沸いている。

Q.浦和とACミランの力の差はどのくらい?勝つチャンスがあると本当に考えているか?
両チームを比べれば分かる。
ACミランは素晴らしい歴史があるクラブで、世界の舞台で何十年も活躍してきて、
大きな成功を収めてきた。
一方、浦和レッズは、国際舞台に立つのは初めてだ。
アジア王者になり、ようやくこの舞台にたどり着いた。
この素晴らしい大会で、試合ができるということ自体が光栄なこと。
2つ目の質問は、もし我々が(勝つ)可能性がないと思っているのであれば、
家に帰るべきで、試合をする必要などない。
我々はもちろん勝つるもりがあるから、ここにいるのだ。

Q.DF闘莉王をはじめ、けが人の状況は?
試合に出場した選手は全員、十分準備ができている。
ポンテのように、長い故障で苦しんでいる選手は、先発メンバーには入っていない。

Q.可能なら、ACミランのどの選手を自分のチームに入れたいか。
  入れたとしたら、明日の試合に出すか?

さっきも話したが、日本のルールでは外国人選手は3人までと決められている。
現在すでに3人の外国人選手(ワシントン、ポンテ、ネネ)を入れているので、選択肢は私にはない。
現実としては、他の選手を入れることはできない。

Q.アジアのクラブにとって今大会はどのくらい重要なのか?
  この舞台に立つことは夢だったか?

アジアのクラブが、このような大会に参加する機会が与えられるのは、とてもいいこと。
アジアの中でも注目を集めるようになるし、多くの国がこの大会に出場を狙って努力するようになるだろう。
その努力が続けば、さらなるチャンスが増えていく。
全体のレベルが底上げされれば、多くの国のサッカーに磨きがかかると思う。

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