2007.12.07 ワイタケレ戦後ボナチッチ監督会見
ボナチッチ監督
試合が始まる前から、我々の方が有利であると
聞いていた。昨日の会見では、浦和との対戦に
関する質問ばかりだったので
「明日勝ってからお答えしたい」と言った。
最初の5分で、2−0にできたのは
ラッキーだった。
そのあとは比較的楽に戦えたと思う。
Q.後半、3バックになってからワイタケレに攻めこまれたが、予想はしていたか?
セパハンは3人の選手が高熱を出してしまい、さらにもう1人と4人の選手が使えないという困難な
状況だった。後半は守備的に試合を始めようとしたのだが、それはうまくいかなかった。
最終的に勝ったのは、実力が上回っていたからだと思う。ワイタケレは後半、サイドの2人を
ターゲットにハイボールを放り込んできたので、3−4−3でサイドをブロックするという形で
対応した。
しかし全てがうまくいったわけではない。ワイタケレは、特に最後の15分。素晴らしいサッカーが
できるということを証明した。もちろん最初から簡単に勝てるとは思っていなかったが。
Q.準々決勝で浦和レッズと対戦することになったが?
今日勝ったので、やっと浦和について話ができる。(浦和への質問が集中した)昨日の会見は、
私にとって愉快なものではなかった。ワイタケレを尊重すべき必要があると再三申し上げた。
アジアの決勝ではうちが浦和に敗れた。浦和はアジアチャンピオンなので、再びできるチャンスを
得られたことは、うれしいことだ。
Q.17歳のMFハジサフィについての評価は?将来的にはどういうポジションで
プレーさせようと思っているか?
まもなく18歳になる選手だが、彼のことを信頼している。若い選手だから、まだ分からない
部分もある。彼のポジションについては、左サイドの方がいいプレーができると思っている。
しかし、どんなポジションが合っているかについては、要求を高くしていくことで試していきたい。
セパハンはあまり豊かなクラブではないが、ユース以下のタレントは豊富だ。
幸か不幸か、そこから選手を供給するのが、現状だ。
ベンチには、あと3人ほどU17代表の選手がいた。彼らにも近い将来チャンスを与えたい。
高い選手を買う予算はないが、若い選手を育てていくのがスタイルだ。
すでにハジサフィは、われわれにとって重要な選手になっている。
Q.カリミは、昨日は出場は難しいということだったが?
私の英語がうまく伝わっていなかったかもしれない(ニヤリ)
カリミとナビドキアについては、国内での2試合を出場しなかった。
そうでなければ、(カリミは)今日は出場できなかっただろう。
あるいは最後の30分だけだったかもしれない。
それ以外でも、熱を出して3人の選手が使えなかった。
そこでカリミを使ったわけだが、彼も病気(?)である。
万全ではなかったが、出場させるしかなかった。
Q.今日はイラクの選手が3ゴールを決めたが、浦和戦でも彼らのゴールを期待するか?
今日は2人の選手が3ゴールをあげたという結果だ。
これは冗談のようなものだが、彼らをほめたとたん何かよくないことが起こるかもしれない。
彼らは経験豊かな選手であり、イランでもレベルが高い選手だ。
先ほど申し上げたように、豊かではない財政の中で使っている外国人選手なので彼らが
今日ゴールをあげたのは非常にラッキーだった。
◆試合後のインタビュー
MFカリミ
厳しい時間帯も10分ぐらいあったが、それ以外は完全にうちのペースの簡単な試合だった。
浦和はアジアのチャンピオンだが、実力はきっ抗していると思う。次はいい試合になるだろう。
(3度目の対戦だが)もちろん、今度は勝つ自信がある。
どんな試合も勝つために戦っているので、自信はある。
この試合で何人か風邪で体調が悪かったが、それは今日までのこと。