2007.12.03 全チームのトップをきって来日 ワイタケレ 記者会見
全チームのトップをきって、昨日来日したワイタケレ。
今朝、都内のホテルで記者会見を行いました。
出席したのは、ミリシッチ監督、キャプテンのＤＦダニー・ヘイ、ＤＦエンブレン、
昨年オークランドの一員としてこの大会を経験したＤＦのペリーの３選手。
ワイタケレは、午後には埼玉で初練習も行いました。
ミリシッチ監督
この大会に出ることを誇りに思う。選手だけでなく、監督にとっても素晴らしいチャンスだと思う。
まだ来日したばかりだが、オセアニアの代表として恥ずかしくないよう、金曜日（対セパハン）に向かって調整していきたい。
ワイタケレは、クラブの歴史はまだ浅い。４年前に１２のクラブから創設され、ニュージーランドの中では、成功しているクラブと言える。
昨年はいいシーズンを過ごせなかったが、いろいろな経験を経て、強くなっていると思う。
Ｑ．初戦の相手セパハンの印象は？
浦和レッズとセパハンのゲームは見た。セパハンのリーグ戦の映像も入手し、とてもプロフェッショナルなチームだと感じた。浦和レッズが優勝したが、あの試合でもボールのバウンドによっては、優勝したのはセパハンだったかもしれない。
彼らはゲームコントロールに優れており、ピッチ内で起こった事への対応が早い。ボールさばきも早く、危険を最小限に抑えた試合運びは、我々が対戦したことのないチームと言える。そこが、この大会の美点でもあると思う。ベストを尽くしたい。
Ｑ．勝てば、次に当たる浦和レッズの印象は？
浦和レッズは、素晴らしいサポーターがチームを支え、ともにここまでやってきたチームだね。
Ｊリーグ優勝を逃したと聞いたが、それでもとてもいいチームだと思っている。特に、ブラジル人のストライカー、ワシントンともう一人のブラジル人も素晴らしい。（ポンテの事と思われる）セパハン戦の中でも、いくつかのフォーメーションで戦っていた。団結力があると思う。
Ｑ．唯一のアマチュアクラブだが？
私の選手はほとんど、プロとしての経験がある。確かに職業は、先制もいるし、経営者もいるが、ほとんどプロという位置づけだ。本業もサッカー選手としても両立させているメンバーだ。
ここにいるダニーは、かつてイングランドでプレーしていたし、技術的にはアマチュアではないだろう。
ニュージーランドは住みやすく、子育てにも向いているし、キウイを求めてみんなやってくるのかもね。（笑）
Ｑ．ニュージーランドサッカーの将来について、どのような考えを？
ＯＦＣ（オセアニアサッカー連盟）は、ＦＩＦＡのファミリーとしてもまだ新しい存在だ。
ニュージーランドでは、フットボールと言えばラグビーだったが、最近では子供たちにとってはサッカーになりつつある。かなりのスピードで成長しているのでは。
まだ歴史は浅いが、かつて日本や韓国がそうだったように人の配置の仕方、枠組み、できることから努力をしている段階だ。
観客動員も、少なく見えるが、人口の比率からするとかなり高くなっている。
クラブワールドカップをかけた戦いも、タヒチ、バヌアツ、フィジーも頑張っている。
お互いの努力が、いい結果につながっている。
Ｑ．選手の発掘、スカウトなどはどのようにしているのか？
アシスタントコーチのほか、ワイタケレにも分析担当がいる。浦和レッズと変わらずそれぞれのポジションにふさわしい者がいる。
戦術分析だけでなく、新しい選手の発掘にも力をいれており、かつて南アフリカから、優秀な選手ケリン・ジョーダン（昨年オークランドに所属）をスカウトしたこともある。インターネットもあるし、世界は想像以上に狭くなっている。これまで何の問題もないし、セパハンのこともきちんと分析している。
ＤＦ ダニー・ヘイ（写真左）
昨日ついたばかりだが、初めての日本はファンタスティックだね！
日本はいい文化を持ち、歴史も深い。一方、ニュージーランドは、国としてもまだ新しい方だと思う。
この世界の舞台に立てたことを誇りに思い、いい経験を積みたい。
ＤＦ エンブレン（写真中央）
世界有数のクラブと対戦できることは素晴らしいチャンスで感謝と同時に緊張も感じる。
オセアニアの代表として、堂々とした戦いを見せたい。セパハンは厳しいアジアの予選を勝ち抜いたチームだ。我々も金曜日に向かって、完璧な準備をしていきたい。
ＤＦ ペリー（写真右）
昨年はオークランドの一員として日本に来た。戻って来れてうれしい。
日本の気候は、ニュージーランドと似ていると思う。ピッチの感じも似ている。
今回は、昨年の経験から学んだことを生かしたい。
絶対にオークランドの成績を上回りたいね！（オークランドは２敗。ノーゴール）
