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6〜8月に激増!触れるだけで炎症を起こす危険な「やけど虫」に注意

2022.06.28 公開

自覚がないのに、突然体に火傷のような炎症が現れたら、それはアオバアリガタハネカクシの仕業かも?

アオバアリガタハネカクシ、別名・やけど虫は、体長6〜7mmでアリのような形をした黒とオレンジの特殊な色の虫だ。

アオバアリガタハネカクシの怖いところは、その体液に触れただけで火傷をしたかのような炎症が起こること。

攻撃的ではなく噛んだり刺したりはしないのだが、飛んできたアオバアリガタハネカクシを払ったり、潰したりするだけでこのような炎症が起こってしまうという。

アオバアリガタハネカクシの体液に含まれるペデリンという毒は、人間の皮膚の細胞に含まれるたんぱく質やDNAを損傷させる作用があるそうで、目に入ると最悪失明の可能性も。

玉川大学農学部の小野正人教授いわく、もし刺された場合は「とにかくこの虫に触れたなっと思ったら何の症状がなくても早めに石鹸でよく洗う、これが大事だと思います。」という。

実際に、2016年10月にアオバアリガタハネカクシの被害にあった屋島総合病院(香川県高松市)の心臓外科医・辻和宏医師は「(虫に)刺されたり噛まれたりした記憶は全くない」が、「もしかしたら、自転車通勤していましたので、夕方帰るときに街灯の下に群れの中に突っ込んだのかもしれません」と予想。

ある日突然、腕にポツポツとした水膨れのようなものが現れ、翌日にはピリピリとした痛みに変わり、最終的には腕が真っ赤になり強烈な痛みを伴ったそう。「四六時中ヒリヒリピリピリして眠れなかった」と話した。皮膚科では線状皮膚炎と診断され、抗ヒスタミン薬とステロイド剤で徐々に症状が治まっていったという。

この虫に詳しい夏秋教授によると、アオバアリガタハネカクシは日本全土にいる虫で、近年、関東での被害はほぼなく、九州を中心に西日本に集中しているとのこと。高温多湿を好み、田んぼや畑などの湿ったところにいて6月~8月にかけて激増するそう。

身近にいるのにあまり知られてないやけど虫ことアオバアリガタハネカクシ。もし体に付着しても、むやみに払ったり潰したりしないように注意したい。

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