アレルギーがなくなる?衝撃の治療
都内に暮らすひとみさん、34歳。
彼女の症状の始まりは20歳の頃、花粉症を発症した事だった。
そして、翌年から頻繁に腹痛が。さらになぜか吐き気にも襲われた。
また倦怠感と微熱が、なんと2年間毎日続いたという。
謎の体調不良が続いていたある日、友人がこんな事を言った。
友人「そういえば、ひとみと同じような症状の人が実は食べ物アレルギーだったって、本に書いてあったんだけどさ、ひとみもそうなんじゃない?」
そう言われ一応、アレルギー検査を受けてみると…なんと米、大豆、そば、エビや果物、野菜などとんでもない量の食べ物に陽性反応が出た!
そこで彼女は、ある治療を受けることに。
その治療とは、ヒスタミン加人免疫グロブリン療法。
これは、人の血液の成分をもとに作られた「血液製剤」を注射することでアレルギー症状を引き起こす『ヒスタミン』の反応を抑えることが出来るという治療法。
花粉症などのアレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎、蕁麻疹、気管支ぜんそくに対して行われる治療法。
ひとみさんは、花粉症がかなりひどかったので、この治療を始めた。
週1回の注射を6週間続け、それを1クールとし、その後1〜2か月間隔をあけ、1年間で計3~4クール、薬を投与していった。
こうして、治療を受け1年以上がたったひとみさん。
なんと今では症状が出ていた食べ物すべてが食べられるようになったという。
1年以上の長期治療…その結果は!?
そして、実は彼女と同じ治療を受けている人が今回のスタジオゲストにいる。
それは、俳優の赤楚衛二さん。
赤楚さんは前回の出演時にとんでもない数のアレルギーを持っていたことが判明。
そして1年前、番組に出演していた渡邉医師のもとを訪れた。
赤楚さんは、花粉症も相当ひどかったので、この時からヒスタミン加人免疫グロブリン療法を開始していたのだ!
治療に入る前に、陽性反応が出ていた果物の果汁を肌にのせ、点状の小さな傷をつけて反応を見る『プリックテスト』を行った。
アレルギーが改善されたら、赤楚さんが一番食べたいと思っているのが…いちご。
フルーツが大好きで、いちごに練乳をかけて食べたいのだという。
だが検査の結果…腕が真っ赤に!
中でも、いちご、スイカ、メロン、オレンジが大きく反応していた。
本当に、いちごが食べられる日は来るのだろうか。
治療を開始すると、
忙しいスケジュールの中、毎週病院へ通い続けた。
そして、半分の2クールを終えた頃。
花粉症の時期もそれほど辛くなく、これまで2か月に1回はひいていた風邪にもかからなかったという。
免疫力がついてきたのか…何やら治療の効果が出ている予感が!
そして、後半の2クールの治療も終えた赤楚さん。
今年10月、いよいよ横浜市にあるアレルギーの専門機関へ。
この日、渡邉医師と共に行うのは、食物経口負荷試験。
アレルギーと確定している、あるいは疑われる食品を食べアレルギー反応が現れるかを見る。
そして試すのは、一番食べたがっていたいちご!
いちごを食べるのはなんと12年ぶりだという。
ついに検査開始!
まずは少量から食べ、30分ほど様子を観察し、何も症状が出なければ徐々に量を増やしていく。
久しぶりに食べたいちごの味に感動する赤楚さん。
そして30分後…特にアレルギー反応はなく、いちご0.5gはクリア!
続いて1gに挑戦すると…これまたクリア!!
その後も順調に食べ進め、なんと合計8個分のいちごを食べたが、何の異常もなかった。
渡邉医師からもいちごを食べることは大丈夫と太鼓判をもらった!
そして検査も終了し、気になる結果はというと…。
なんとこれまでアレルギー反応が見られた52もの項目のうち、26の項目で改善が見られた。赤楚さんは、これからも治療を続けていくという。