大好きな刺し身でまさかの地獄
あるおぞましい体験をした…と仰天ニュースに投稿が!!
兵庫県に住むとある女性が体験した、身の毛もよだつ出来事とは?
2011年5月。
当時25歳だった彼女は、友人と和歌山県を旅行した。
楽しみは…もちろんグルメ!
新鮮な魚が食べられるお店に行き…彼女が頼んだのはサーモンの刺し身。
地元のモノかどうかなんて関係ない、彼女はサーモンが大好物!!
なので、がっつり食べた!
幸せな時間だったが…このあと悲劇が起きる。
旅行から帰っていつもの生活に戻った彼女。特に体調に変わりはなかった。
しかし2週間ほど経ち、友人と食事に向かっていた時…突然お腹をくだした。
その時はあまり気にせずそのまま食事会へ。
翌朝…目を覚ますと、なぜか体がつらかった。
熱をはかると…38度。
しかも…お腹の調子が相変わらず悪い。
その日は仕事を休み、近所の病院へ。
医師は食中毒の可能性もあるといい、便の検査をすることに。
ということで、滅菌綿棒を肛門から差し込み、直腸からサンプルを採取。
しかし結局、食中毒菌は見つからず風邪と診断された。
熱は下がったが…お尻から変な物体が
医師に言われた通りに薬を飲み、3日間寝込んだ女性。
4日目の朝、熱はどうにか下がった。
元気になった娘の様子に両親も一安心。
しかしお腹の方は、まだ治まっていなかった。
そしてこの日、彼女は異様な体験をした。
お尻を拭いていた時…なにかお尻にニュルっとした違和感が。
何かと思い触ってみると…ブヨブヨした、何ともイヤ~な感触。
おそるおそる…ゆっくり、引っ張ってみた!すると、何か出てきた~!!
それはどんどん伸びて、やがて切れた。
見ると白く長いものが…長さは50センチほど。
これは一体何?と、思ったが、なぜかうどんだと勝手に思い込み…気にしなかった。
体調も良かったので3日ぶりに出勤。
それもじきに治まるだろう…と、いつもの生活に戻った。
ところが翌朝、またもお尻から…白く長いものが。
昨日はうどんなんて食べていない!
急にこわくなり…会社に行く前、病院へ寄った。
医師は「寄生虫の疑いがある」と告げ、
次に出てきたら「流さず持ってくるように」と彼女に伝えた。
ついに謎の物体の正体が判明!
その翌朝…来た!
すぐに下半身むき出しで、自分の部屋へ…そして慎重に引っ張り始めた。
切れないように、ゆっくりと引っ張ると…ズルズル出てきた!!
ふと見ると、1メートルくらい出てる!
さすがに耐えられなくて、手を離すと切れた。
それをビニール袋に入れ、病院に持って行った。
調べると、彼女のお腹にいたのは「裂頭条虫」だった。
いわゆる…サナダムシ。
それは腸の中で10メートルにまで成長することがある、最大の寄生虫だという。
医師から、2~3週間前にサーモンを食べたかと聞かれた彼女。
思い当たる節があった…たしかに食べている!!
サナダムシはプランクトンに寄生し、それを食べたサケ、マス類の魚の中で幼虫となる。
したがってサーモンの刺身や寿司などから、人間にも寄生することがあるのだ。
そして食べてから2~3週間で、お尻から出てくるほどに成長するという。
その後、処方されたサナダムシの薬を飲み、彼女は事なきを得た。
実はサナダムシは、寄生されても一般的に症状は軽く、腹痛や下痢などの消化器症状が出る程度がほとんど。
まったく無自覚なこともあって、彼女のように肛門から虫が出て、初めて気づくようなケースも多いという。
実はサナダムシがいても、60度で1分以上全体に火が通るよう十分加熱したり、マイナス20度以下で24時間以上冷凍すれば幼虫は死んでしまう。
生サーモンの場合は、よく噛んでたべることで感染リスクが減るそうです。