実はあの日、加藤は拾った封筒を届けようと交番を探したが、
すぐに見つからず…

 加藤 「何か、面倒くさくなってきたな〜。まぁいっか、
     明日、届ければ」

その後、加藤は封筒のことを、すっかり忘れてしまい、
結局届けたのは、なんと1週間後のことだった。

 岡本 「俺はあの日、重要な契約を交わすことになってたんだ!
     それを、お前が契約書を持っていったから、
     契約がパーになったじゃないか!」
 加藤 「そんなの言いがかりだろ!俺が拾わなきゃ、
     誰かに持っていかれたかもしれないだろう!」
 岡本 「俺はな、すぐにあそこに戻ったんだよ!」

確かに、この男は忘れ物に直ぐ気がつき、公園に戻ったのだが…

 岡本 「あれ!ない!」
すでに加藤が持ち去った後だったため、
当然あたりを探しても見つからなかった。

そのせいで…
 岡本 「すいません!」
契約が取れず、500万円もの損害をこうむっていた!

 

 岡本 「契約できなかった損害分、あんたに払ってもらうからな!」
 加藤 「え〜っ!?何で俺が払わなきゃいけないんだよ!」

 岡本 「あのまま、あそこに置いてあれば、ちゃんと契約できたんだ。
     絶対に弁償してもらう!」
 加藤 「そんな!」
果たして、落し物をすぐに届けなかったら、損害賠償を払うのか!?

 
払う
払わない