|
肩こり解消!?朝ごはん
#625 (2002/03/31)
|
|
近年増えている朝ごはん抜きの人。特に若者に顕著です。「目がテン!」はここで考えました。“朝ごはん抜きが日本の長い不景気に結びついているのではないか?”なんとも突拍子も無い話のようですが、調べてみるとそこには結構意外なつながりがあったのです。
ごはんとパン、日本の朝食の二大巨頭ですが、どちらが朝食に向いているのでしょう?そこでちょっと過激な実験!学生10人に集まってもらい、半分に分かれてごはんとパンをそれざれ同じカロリー分食べてもらい、その後なんと東京池袋のサンシャイン60を階段で登り降り3往復してもらおうというのです。すると1往復めの登り途中で早くもパン組が1人脱落。その後両陣営から脱落者が出て、結局ゴールできたのはごはん組の2人だけだったのです。
ごはんとパンを糖分の消化酵素アミラーゼに浸けると、ごはんの方がなかなか消化されず溶けません。同じカロリーのごはんとパンを摂っても、血糖値を調べると、消化の早いパンが急激に上がりすぐに下がるのに対し、ごはんはゆるやかに上がり、下がるのもゆるやかなのです。
|
朝食には、持久力を要する仕事の時はごはん、瞬発力を要する仕事の時にはパンが向いている!
|
|
|
朝ごはんを食べないとイライラする?そこでこれまた実験!学生10人を2つのグループに分け、半分の5人に朝ごはんを食べてもらい、食べない5人と共に、1人づつトランプのタワーを作ってもらいました。すると、朝ごはん抜き組が2人しか作れなかったのに対し、朝ごはん組は5人全員が作れてしまったのです。翌日は食べる5人と食べない5人を逆転。すると結果も、ごはん組4人、抜き組2人と逆転。これには所さんもビックリ。朝ごはんを食べないと集中力が無くなるのは確かなようです。それが日本人の労働意欲をそいでいるとも言えなくも無さそうです。
さらに「目がテン!」は恐るべき仮説を立てました。“朝ごはんを食べないと肩こりになる!?”そこで街中で朝ごはんを食べていない人の肩こりを測定してみました。すると朝ごはんを食べていない人の6割が肩こりだったのです。これは関係が有るかも!?
そこでさらにこんな実験。普段から和朝食を食べている4人と、洋風の朝食を食べている4人で肩こりを調べてみると、簡易肩こりセンサーの数値も洋食が4人平均67。これに対し和食は59と、和朝食の方が肩がこってなかったのです。
実は肩こりの筋肉、僧帽筋は、物をかむことでその刺激が伝わり、こりがほぐれるのです。なので朝ごはん抜きはもってのほか。そして固いものの多い和朝食は、洋風の朝食よりかむ回数が多いので、肩こり解消に向いているのです。肩こりが治れば、仕事もはかどって、日本経済も活気付く!…かも。
|
|
|