パパイア
が角質を一掃
第847回 2006年9月10日
日本一長寿の街、
沖縄
。その秘密は、食材にあると言われています。目がテンでも
ゴーヤ
や
アセロラ
など、これまで色々な食材を科学してきました。ところが今回、とってもヘルシーな新しい食材が発見されたのです。それは、
パパイア
。
今回の目がテンは、ゲストに
パパイヤ鈴木さん
を迎え、今まで知らなかったパパイアの驚くべき健康パワーに迫りました!
パパイアといえば、皆さん黄色のフルーツを思い浮かべますよね。しかしパパイアには、実は
黄色いものと青いものがある
んだそうです。しかも、驚くべきことに、
青いパパイアの方が、沖縄では多く食べられている
というのです。一体、どういうことなのでしょう?
実は、青いパパイアは、
まだ熟していないパパイアを青いうちに収穫したもの
。それを炒めたり茹でたりして、
野菜として食べている
というのです。
そこで、矢野さんが青パパイアのことをもっと詳しく知るために、収穫をお手伝い。すると、青パパイアをもぎ取ったら、
実の傷ついた部分から白い液が流れ出していました
。
これは専門家に聞いてみると、
パパイン
と
リパーゼ
という酵素だというのです。パパインは、タンパク質を分解する酵素で、肉と一緒に調理すると肉が柔らかくなるというもの。そしてリパーゼは、脂質の分解を促進する働きがある酵素だというのです。
実は、青パパイアが健康に良いと言われている理由は、この2種類の酵素が肉のタンパク質と脂肪を分解します。すると、
胃から分泌される消化酵素が抑えられ、その分代謝酵素が活発に働くことができるので、余分な贅肉がつきにくくなる
と言われているのです。
しかも、この有益な酵素を含んだ白い液体は、パパイアの実が黄色く熟す時に使われてしまうので、青パパイアだけに期待できる効果なのだそうです。
さらに、
青パパイアの健康パワーを最大限に引き出す料理
に佐藤アナが挑戦。その料理とは、
「パパイアイリチー」
。サラダなど生で食べるよりも、加熱した方が青パパイアをたくさん食べられます。また、パパインやリパーゼという酵素は熱に強いので、加熱しても壊れる心配がないのだそうです。
「パパイアイリチー」の作り方はこちら
実はパパイアが熟す前の青パパイアは、沖縄の人も重宝している健康に良い野菜だった!
矢野さんが青パパイアの収穫を手伝っているとき、身体にある変化が起きました。なんだか、
手がツルツルになった
というのです。そこで、専門家の方に聞いてみると、パパイアの
タンパク質分解酵素「パパイン」
が、手の角質を溶かしていたことがわかりました。
これを何かに役立てることはできないか?そこで、目を付けたのが皮。実は、捨てるしかない皮にもパパイン酵素は入っているそうなので、この
皮を使って「石けん」を作ってみると、肌がスベスベになるのでは?
と考えました。
そこで、石けんを作っている会社にお願いして、
目がテン特製「パパイア石けん」
を作ってみました。果たして、本当にこれを使えばスベスベになるのでしょうか?
そこで、かかとが固くなってカサカサになっている主婦に協力していただき、検証です。
右足のかかとには通常の石けん、左足のかかとにはパパイア石けんを使って、洗ってもらいました
。
すると、普通の石けんで洗った右足はあまり変化が見えませんでしたか、なんとパパイア石けんで洗った左足は
古い角質が溶けてツルツルになっていた
のです。実験大成功!
青パパイアの皮で作った目がテン特製「パパイア石けん」を使うと、古い角質が溶けてお肌がツルツルになったのだ!