1日5食ダイエット
でお正月太り解消なるか
第1112回 2012年1月7日
何度過ごしても楽しいお正月!でも、食っちゃ寝を繰り返した結果、待っているのが…
正月太り!
そこで、「目がテンダイエット研究所・第4弾」の今回は、正月太り大解決スペシャル!スタジオに、最近いろんなダイエット法が気になっているという、矢口真里さんを迎え、今話題の
「1日5食ダイエット」
の効果を検証します!
①正月太りの原因はお餅? 「1日3食、餅だけ生活」で検証!
そもそも、正月太りの原因は何なのでしょう?街行く人に「おせち」、「酒」、「お餅」、「その他」の中から選んでもらうと…なんと、30人中24人が「お餅」と回答!
そこで!お餅は本当に太るのかを確かめるべく、お餅好きだという男女各3人、計6人が集結!彼らは事前にメディカルチェックを受け、実験に臨める健康状態であることを確認。そして
朝7時半、6人を乗せたバスは、合宿所となる1軒家に到着。そこで、「3食餅だけ生活」を発表!6人には3日間3食、お餅だけで生活してもらいます。まずは開始時の体重を測定。今回は、肥満気味の男女から、普通の体型の女性まで、幅広く検証します。
午前8時、最初の朝食が登場し、検証スタート!メニューは定番の焼き餅。
ただし、今回はあくまでお餅を食べると、どれほど太るのかという検証。6人には、事前に日常の5日間全ての食事を撮影してもらい、それを元に専門家が各自の一日の平均摂取カロリーを計算。普段と同じ摂取カロリーを3食に分け、全てお餅だけで完食してもらいます。
普段3000kcalの男性は1食に9個。2000kcalの女性は6個という具合。
いくらお餅が好きとはいえ、3食餅だけ生活を知らされて戸惑う6人。ところが食事が始まると、全員があっさりと完食。そして食後は正月らしく、ボードゲームが用意されたこたつ部屋で、のんびり遊びタイム。もちろん、ごろ寝もOK。昼食の「お雑煮」でも全員がお餅を完食し、その後6人は公園をお散歩。でも、ただの散歩ではありません。
6人には事前に歩数計を渡し、5日間、日常生活での平均歩数を計測。それぞれが普段と同じ運動量だけウォーキングします。迎えた夕食のメニューは、3つの味付けをした3種のお餅。さすがに全てお餅の食事には飽きた様子で、辛そうに完食。6人が1日でたいらげたお餅の総数はなんと123個!ところがその夜…1日の思いをこっそりつぶやく、ボヤキ部屋では、メンバー達から「お腹が空いてきた」と意外な発言が!
この理由を、ダイエット研究所の監修と健康管理をして頂いている仲眞美子先生に、スタジオで解説してもらうと…
「お餅はご飯をすり潰し凝縮してあるので、1gあたりの炭水化物の量が多く、食後に血糖値が急激に上がりやすい」そうで、「その血糖値を下げるインスリンが過剰に分泌され、血糖値が下がり過ぎてしまうことで、空腹を感じると考えられる」そうです。
さらに、「血糖値が一気に下がると、血中の糖が、脂肪に変わる可能性もある」とのこと。さて、そうとは知らず、
その後も空腹に耐え、ひたすらお餅を食べ続け、3日間で合計369個をたいらげた6人。感想を聞くと…全員が「太ったようだ」と実感している様子。そして、注目の結果発表!全員が体重計に恐る恐る乗って測定した結果…なんと6人の平均体重は予想より少ない+1.1L。どうやらお餅が正月太りの原因とは言い切れないようです。
仲先生に伺うと…
「お餅自体が正月太りの原因ではなく、お餅に、アルコールや、甘いおせち料理などを組み合わせると太りやすくなり、さらに、運動不足などの要因も重なることにより、短期間で太りやすくなると考えられる」
そうです。
正月太りの原因はお餅そのものではない!お餅に、お酒やおせち料理などの組み合わせや、お正月の食っちゃ寝生活が要因なのだ!
②1日5食ダイエット合宿!
さて、気になるのはこの正月太りを解消する手段。そこで、街行く人に、今気になるダイエット法を聞いてみると…多かったのが、ハリウッドセレブの間でも人気だという、「1日5食ダイエット」。この方法に挑むのはもちろん、お餅生活で少し体重が増えてしまった6人です!しかし、効果を検証する内容が「1日5食ダイエット」と知らされ、全員が、本当に痩せられるのかと不安な反応…。
ダイエットの内容は、朝8時から3時間おきに1日5回の食事をするというだけ。今度は、日常の1日分の摂取カロリーを5回の食事に分けて摂り、許される運動量もお餅の時と同じ。早速1回目の朝食が運び込まれ、2週間のダイエット合宿がスタート!お餅ではない和定食に大喜びの一同でしたが、総カロリーを5分割するため、1回当たりの食事量は当然少なくなります。
これには一同、物足りなさを感じている様子…。そこで、気を紛らわすために、6人には、難解な巨大ジグソーパズルを協力して2週間で完成させてもらいます。そして、
3時間後、2度目の食事を終え、散歩に出た6人に感想を聞いてみると…なんと1回1回の食事は物足りないものの、お腹は減っていないと言うのです!
そして夜8時、それぞれに合わせたミニサイズのサーロインステーキで最後の食事が終了。6人は苦しい事がない、このダイエットがかなり気に入った様子で就寝。しかし、
1日5食生活、5日目の夕方…なんと、わずかな量の食事なのに、メンバー達が満腹感に苦しむという異変が!仲先生に6人の血糖値グラフを見て解説してもらうと…「1回の食事量が少ないので、血糖値が少ししか上がらず、下がり方もゆるやか。このように血糖値の変化が少ない食事が続くと、脳は少ない食事量でも満腹だと感じるようになり、さらに血中の糖が脂肪に合成しにくいと考えられる」そうです。
その後も、1日5回の食事はさらに6人を苦しめ、当然、痩せている実感もないまま迎えた13日目、巨大パズルが完成し、後はダイエットの結果発表を残すのみ。いよいよ最終日の朝、運命の体重測定です!
まずは合宿前、98.5Lだった男性が体重計に乗ると…なんと89.5kgと、−9kg!
わずか2週間で、お腹周りもスリムになっていたのです!さらに他のメンバーも、軒並み大幅に体重を減らすことに成功!
そして、最後に合宿開始前は50.9kgだった普通体型の女性が体重計に乗ると…45.1kg!なんと−5.8kg!結果、6人の平均体重は−6.7Lと大成功!苦労を乗り越え、得られた驚愕の結果に、思わず感極まり、涙を見せる6人でした。
食べるメニューも量も今までどおり、ただ、回数を5回に分けて3時間ごとに食べるだけで、驚きの成果!!皆さんも、正月太り解消に、1日5食ダイエットを試してみては?先生によると、あくまで1回分の食事量を増やさない、つまり、一食を普段の5分の3の量でセーブして、3時間ごとに摂取するのがコツなんだそうです。
1日5食ダイエットは、少しの食事量で、血糖値に大きな変化を与えないので、1日の総摂取カロリーさえ増やさなければ、効果が期待できる!