方向オンチ
簡単克服法
第1118回 2012年2月18日
現在大ヒット中のスマートフォン！街で、よく使う便利機能を聞くと、マップという声が多数！実は今、こうしたデジタルマップやカーナビを使わないと、目的地にたどり着けないという人が多いんです！そこで今回は、
方向音痴
の謎に迫ります！
①本当に女性は方向音痴なの？
街で男女２０人ずつに、「自分が方向音痴だと思うか？」と聞いてみたところ、男性は２割以下だったのに対し、女性は８割が、自ら方向音痴であると回答。なぜ、女性は「方向音痴」だと答える人が多いのでしょう？そこで、男女各３人に、とある住宅街の地図を渡し、ゴールまでたどり着けるか実験です！建物名などは省いてあるものの、細かな横道や路地裏まで書かれた地図を頼りに、４回角を曲がればゴールできる簡単なルートを１人ずつ歩いてもらいます。まずは男性陣からスタート！すると、３人とも一度も迷うことなく平均１４分４秒でゴール！続いては方向音痴だという女性たち。すると…
いきなり地図をくるくると回し始め、スタート地点である公園から出口を間違え、正解とは逆方向のルートへ…その後も地図を回し続け、自分が向いている方向を確かめるものの、ゴールからはどんどん離れていき、すっかり迷子に。そして、スタートから４０分経過した時、ついにギブアップ宣言！
２人目も同様に４３分後にギブアップ…。３人目も散々迷って…なんとか偶然ゴールを発見し、２３分３２秒でゴール。地図を回してしまい、迷ってしまう女性と、地図を回さずに迷わなかった男性の違いは一体何なのでしょう？
②男性 ＶＳ 女性 地図大回転実験！
そこで、さらに実験！今度は、スタート地点からすぐ左に曲がった先の突き当りで、スタッフが「現在地」と「賞金の位置」が描かれた地図を３秒ほど見せ、賞金の方向へと歩いてもらうだけ。街頭で声をかけた１０人の男女に挑戦してもらうと…当然のように、男女全員が迷うことなく楽々ゴール。そこで、
今度は突き当たりで、反時計方向に９０度回転させた地図を見せ、再び実験です。すると…地図と文字を９０度回転させただけなのに、悩んだ挙句、間違った方向へ歩く女性が続々！男性で間違えたのは１０人中２人だけでしたが、女性は１０人中７人が失敗！
この理由を専門家に伺うと…
「頭の中で地図を回転させ、違う場所から見た姿を想像する能力には男女差があり、女性はそれが苦手な人が多いと言われている」
そうです。つまり、男性は地図を見て、頭の中で正しい方向へ回転できるのに対し、女性は頭の中で地図が回転できず、間違える人が多かったと考えられるそうです。
女性は頭の中で地図を回転させるのが苦手な人が多く、地図そのものを回してしまい、自分の進む方向が分からなくなってしまうのだ！
③女性が迷わない「マル秘地図」とは？！
ならば、頭の中で回転させる必要がない地図さえあれば、女性も迷わないはずですよね。そこで、
番組が、最初の実験と同じルートを描いたマル秘マップを用意。それを頼りに、別の男女各３人に、ゴールまでのタイムトライアルに挑んでもらいます。まずは男性からスタート！すると…スタートは順調でしたが、なぜか途中から迷い出し、右往左往…ついに３７分過ぎにギブアップ！続く２人目も同様に、４０分過ぎでギブアップし、さらに３人目も散々迷い、およそ３５分でようやくゴール。なぜか方向音痴ではないはずの男性３人全員が迷ってしまったのです。続いては、自ら方向音痴だという、女性たちの挑戦。すると…なんと全員が一度も迷わず、平均１４分５秒でゴール！
普通の地図から、マル秘の地図に変わっただけで、男女真逆の結果に！そのマル秘地図とは…
コンビニや神社の位置だけが書きこまれた、情報の少ない簡略化された地図。なぜ女性はこのような地図だと迷わないのでしょう？専門家に伺うと…「女性は目印を使ってたどり着く傾向があると言われている」そうです。確かに、実験中の女性の進み方を見てみると…神社や銀行などを１つずつ確認しながら、目印に忠実に歩いていたのです。
でも、なぜ男性たちは目印だけが書かれた地図だと迷ってしまったのでしょう？そこで、男性と女性の目印に対する反応を確かめるため、こんな実験！
普通の服装に、ショッカー風の覆面をかぶったマスクマンを、歩道の５０ｍ区間に３人配置。マスクマン達は音楽を聴いたり、読書をしたりと一般人に紛れて待機しています。そして、その区間を通過した方々に、道中のマスクマンに気がついたか、抜き打ちで確認します。
すると…女性の方々は、ほとんどが気づき、中には人数や立っていた場所まで、ほぼ正確に記憶していた人も。一方、男性は、ほとんどが気づかず…。通過したご夫婦にも尋ねてみると、奥さんだけがマスクマンに気づいていたのです。
男女各２０人で確かめた結果、男性はたった７人しか気づかなかったのに対し、女性は１６人と、８割の人がマスクマンに気がついたのです。
本当に女性は、何気なく歩いていても、周囲をよく見ていて、目印にも敏感なようです。逆に男性は、目印よりも、「方角」や「距離感」などを重視して歩く傾向が強いので、一般的な地図の方が、迷いにくいようです。
女性は、地図上の目印に敏感に反応する傾向があるため、ランドマークが書かれた、簡略化された地図を使うと、男性よりも道に迷いにくい！
そこで、さらに実験！今度は、スタート地点からすぐ左に曲がった先の突き当りで、スタッフが「現在地」と「賞金の位置」が描かれた地図を３秒ほど見せ、賞金の方向へと歩いてもらうだけ。街頭で声をかけた１０人の男女に挑戦してもらうと…当然のように、男女全員が迷うことなく楽々ゴール。そこで、今度は突き当たりで、反時計方向に９０度回転させた地図を見せ、再び実験です。すると…地図と文字を９０度回転させただけなのに、悩んだ挙句、間違った方向へ歩く女性が続々！男性で間違えたのは１０人中２人だけでしたが、女性は１０人中７人が失敗！
普通の地図から、マル秘の地図に変わっただけで、男女真逆の結果に！そのマル秘地図とは…コンビニや神社の位置だけが書きこまれた、情報の少ない簡略化された地図。なぜ女性はこのような地図だと迷わないのでしょう？専門家に伺うと…「女性は目印を使ってたどり着く傾向があると言われている」そうです。確かに、実験中の女性の進み方を見てみると…神社や銀行などを１つずつ確認しながら、目印に忠実に歩いていたのです。
