知識の宝庫!目がテン!ライブラリー


25周年記念前祝いスペシャル
第1221回 2014年4月6日


 お茶の間の皆さんの目をテン!にしたいと、森羅万象、この世のありとあらゆるものを片っ端から科学してきた「所さんの目がテン!」。2014年の秋で放送25周年を迎えます!
今回は、歴史と笑いに彩られた面白実験の数々を振り返ります!

①目がテン特製 究極のメニューベスト3!
 鉄のような強い舌を持つ所さん。
しかし、目がテン!にはそんな所さんもひっくり返るようなメニューがありました!

『第3位は海のミルク・カキの科学』
 カキの身は、そのほとんどが内臓。唯一違うのは貝柱だけ。たとえば14グラムのカキの場合およそ13グラム、じつに93%が内臓!つまりカキの味は内臓そのもの。ということは、他の貝の内臓だけを食べれば、カキの味になるかも!?そこでハマグリの内臓を集め、偽カキフライを作ってみました。見た目はカキフライそっくり!これを所さんに内緒で食べてもらうと大喜び!

『第2位は、大衆魚アジの科学』
 サバ・イワシ・サンマの缶詰はあるのに、なぜ「アジの缶詰」は見かけないのか?そんな疑問から、番組特製「アジの缶詰」を作りました!しかしそのお味は…「すんごい、まずい!ここ数年で一番まずい!」と大不評。アジは、生臭いニオイの元となる"ヘキサナール"という成分がほかの魚より多く生成されるため、缶詰には向かなかったんです。

『第一位は、ジャムの科学』
 ジャムは、果物などを煮詰め「ゲル化」させた、ドロドロとした状態のもの。このゲル化に必要なのが、糖分とペクチンという多糖類、そして酸性であることでした。そこで!アンコ好きの所さんにちなんで目がテン特製アズキジャムを作る事に。調べてみると、アズキには大量のペクチンが含まれていました。
 そして、残り2つの要素、砂糖とレモン汁を加えると、アズキジャムが完成!所さんも大絶賛でした!

所さんのポイント
ポイント1
目がテンは全1220回中、食べ物をテーマにした回だけで291回もあるのだ!

②目がテン名物、生き物おもしろ大実験!
 懐かしの所さんの愛犬インディ君をはじめ番組にはたくさんの動物が登場!独自のユニークな実験で、動物たちの知られざる一面をお届けしてきました。

『水族館の人気者・ペンギンの科学』
 ペンギンの食餌風景を観察すると、皆、魚をクルリと回して頭から食べます。こうすると、魚のウロコやヒレがひっかからずにスムーズに飲み込めるからなんです。そこでちょっとイタズラ実験。尾と尾をつないだ魚だと、どうなるのか?必死に頭を探しますが、見つからず、くるくると回し続け…結局魚を食べられませんでした。ペンギンさんゴメンナサイ!

『巨大な体「カバ」の科学』
 なぜカバの口はこんなに大きいのか?ためしに、スイカを丸ごとあげてみると、意外や、上手く食べられません。どうやら大きなものを食べるためではないよう。そこで百獣の王、ライオンに協力してもらい実験。カバの模型の前に、餌の肉を置きライオンの反応を見ます。ライオンは、肉を狙いつつもカバの模型を警戒している様子。口が大きく開くたびに後ずさり…そしてついに、ライオンギブアップ。そこで今度は、牙を外します。始めは恐る恐るでしたが模型に近づき、ライオンパンチ炸裂!さらに、肉もゲット。カバの口が大きいのは、大きな牙を見せ、相手を威嚇するためだったんです!

『動物の力を借りて縁起の良い実験』
 後藤アナが専門家を尋ねると、「鶏の卵を使って、紅白卵を作ることができる」とのこと。紅白の卵とは、一体どんなものでしょうか?実は卵の黄身の色は、餌の色で決まるんです。これを利用しておめでたい卵作りに挑戦。白い黄身は、大麦で、赤い黄身は、トウモロコシに粉末にしたパプリカを混ぜて作ります。学生さんにも協力してもらい赤と白の餌を与え続けること2週間。赤い餌と白い餌を2日ずつ交互に与えて産まれた卵をゆで卵にして割ってみると…木の年輪のようになっている!


③目がテン名物 真面目に大実験!
 この番組では、やってみなければわからない!と素朴な科学の疑問を大真面目に、徹底的に!検証してきました。

『秋の風物詩ススキの科学』
 昔ながらのの茅葺き屋根は乾燥したススキだけで作られています。囲炉裏の煙が通り抜けるほど、通気性の良いススキの屋根。雨漏りの心配は無いのでしょうか?そこで実験!消防車に出動を願い、大量の水を屋根の上から降らせます。さあ、放水開始です!わずか4分間で4トンもの水を降らせましたが、家の中には一滴たりとも水は漏れませんでした。じつはススキの表面には油分があり、水を弾きます。さらに、茎の中の芯も、水を吸い込みづらいため耐水性にすぐれているんです。
 そこで考えついたのが、"ススキで舟作り"。竹で枠を組み、そこに大量のススキを詰めて、ススキ舟が完成。浮かべてみると…ススキの舟は見事に浮きました!

『ミカンの科学』
 ミカンの皮には、d−リモネンという油が含まれることがわかり、その油で、車を動かせないか?と愛媛のミカンジュース工場から20万個のミカンの皮を調達。その皮から20リットルの油の抽出に成功。ミカンの香り漂う油を車のタンクに入れ、キーを回すと…見事エンジンがかかりました!街にミカンの香りを振りまきつつ駆け抜けるミカン油カー!大成功でした!

『髪型の科学』
 コントでお馴染みの爆発パーマ。でも本当に爆発でパーマはかかるのか?という事で、マネキンに人毛をかぶせ、爆発装置は映画の特殊効果のスタッフが担当します。そして…爆発!見事に爆発パーマが再現出来ました!

『実験でスタジオを盛り上げたい!』
 ユージが訪ねたのは、埼玉県のとある工場。迎えてくれたのは、テスラコイルパフォーマーの薬師寺美津秀さん。その装置は全長2メートル。不思議な形をしています。早速どんなものか見せてもらうと…スゴい迫力!  これは、テスラコイルという人工稲妻発生装置。高周波、高電圧を発生させ、空中に放電できるんです発明家ニコラ・テスラは、この装置を応用して電気を無線で送る事で、電柱のない世界を目指しました。薬師寺さんは、この魅力にとりつかれ、現在、日本中で普及活動を行っているんです。
 このテスラコイルを使って、ユージがスタジオで実験に挑戦!ケーキに立てられた25本のローソクに、このテスラコイルを利用して火をつける!実験の結果、あとチョットで火がつきそうでしたが、今回は失敗!!スタッフは成功したので、いつかまたユージがリベンジしまーす!



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