地図を作るには、距離と高さを測らなくてはなりません。距離を測るには、三角測量が使われます。その原点、日本経緯度原点は東京に有り、ここを起点として、全国に10万個(当時)も有る三角点との間を、レーザー光線で測定していくのです。一方、高さ(標高)ですが、水準測量を行います。これも水準原点が東京に有り
(その高さは東京湾の平均的な水面の高さ)、この点から全国18,000個(当時)の水準点の高さを測っていくのです。
でも、この2つをいっぺんに測れないものでしょうか?実はそんな方法が有るんです。空中写真測量というもので、ヘリコプターで上空から写真を撮り、その写真を解析することで距離、標高のいずれも測ることが出来るのです。
では、この方法で所さんの顔面地図を作れないものか?日本の地図を作っている建設省国土地理院が協力して下さいました。所さんの写真を解析図化機という機械で、
立体的に見てこれを図形化、この図を大型カメラで撮影し、縮小。これをスクライブ
法という方法で製図、印刷しました。すると、所さんの顔面地図が見事完成!おまけに立体地図まで出来ちゃったのです!
| 空中写真測量は、距離、標高をいっぺんに測ることが出来る優れモノ!
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