目がテン恒例、夏休み特集!!今年は「カナダ」です。
真青な空、美しい大自然、珍しい生物、驚異の現象…でも、カナダと言えば、世界でもっとも有名な観光地のひとつ、ナイアガラの滝。ふたつある滝のうち、大きなカナダ滝は落差55m、水量16万8000立方メートル、なんと東京都中の風呂桶を3分で一杯にしてしまうほどの量なのです。ところが、この大きな滝は以前は現在の場所にはなく、1万2000年前には11km下流にありました。なんと滝が河川を侵食して1年に1mという猛スピードで移動しているのです。
大きな滝を前にして、矢野さんは世界に挑戦しようと滝に接近!ところが、ナイアガラの滝に挑戦した先達は今までに17人もいたのです!その方法とは、な、なんと木の樽の中にはいって滝を下るというもの。でも、樽なんかで大丈夫なの?そこで実験、樽にかかる圧力を泡の出るプールで測定したところ、明らかに実際の滝壷のように水面から泡が出ているときの方が圧力が少ないのです。
| 滝落ちは滝壷の泡があるから助かる!?
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滝や急流などが多いカナダの地形。でも、広大な大地を移動するためには船舶での移動が不可欠です。そこで、インディアンが使っていたのがカナディアン・カヌー。カヌーならば、普通の船が進めないような滝や急流でも、やすやすと進むことができます。その秘密はカヌーの材料にありました。白樺に似た木の皮で作られているカヌーはとても軽く、ボートの半分以下の重さで、段差があっても簡単に持ち運びできるのです。
近代になって、人口・輸送量の増加にともない、各地でもともとあった川や湖をつないで水路を作るようになりました。そこで、ボートに乗って水路を旅してみると、突然矢野さんの目の前に巨大なコンクリートの建造物が!なんと、水圧の力だけで船を上下させるエレベーターのような閘門があったのです!さらに、ケージに船を乗せたまま道路を越えてしまう閘門など、水面差を克服するための数々のマシーンがありました。
滝や急流の中でも、特に大きかったのはナイアガラの滝、ふたつの湖の間の高低差100mの障害は、人類の経済の発展に大きな影響を及ぼして来ました。ずばり邪魔だったのです。そこで、五大湖の都市と大西洋を結ぶため、巨大な運河が建設されました。
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