銀色に光る円盤、コンパクトディスク。発売から16年。いまや、年に5億枚近く生産され、私たちの音楽鑑賞にはなくてはならない存在になっています。
レコードは針を使って、レコード盤にある信号を読みとっています。では、CDもそうなのでしょうか?そこで、CDを分解!よく見てみると、くるくる回っているCDの下に、何やら怪しいレンズがあります。赤外線カメラで見てみると、レンズから光が出て、CDの表面に向かって針のように細くなっているのが分かります。実は、CDは赤外線レーザーを針の代わりにして、CDの上に刻まれている信号を読みとっていたのです。CDには、微細な突起があり、突起のあるところではレーザーの反射が少ないため、突起のない場合と区別することによって、そのあるなしで「0」と「1」の信号を記録しているのです。
しかし、音楽の信号は、複雑な波のような模様で表されるはず。レコードはそれがそのまま波のような形で録音されていますが、CDでは「0」や「1」だけでいったいどうやって音楽を表すことが出来るのでしょうか!?実は、CDは音楽の波のような模様を、細かい階段状の信号に置き換えて、その高さを記録していくことによって、複雑な音の信号を再生しているのです。
レコードが外側から再生しているのに対し、実はCDは内側から再生しています。外側の方が反りやすいからなのですが、その回転を見てみると、とてつもないスピードで回転しているようです。そこで、CDの回転数を計ってみることに。すると・・・一分間に450回転以上と超高速の上、レコードのように一定ではありません!なんと、曲が進むに連れだんだん回転数が落ちて行くではありませんか!実は、CDは外側の方が円周が長く、多くの信号が記録されているため、一定のスピードで信号を読みとるために、外側では回転速度が遅くなっているのです。
| レコードと違い、CDは内側から再生している!
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CDの音は半永久であるとよく言われています。そこで、レコードとCDで素材の強さを比較してみます。まずは、反りや曲がりなどにどれだけ強いか、機械で一定の変形を加えてみます。すると、圧倒的にCDは変形に強いことが分かりました。そこで、硬度計で両者の硬度を測定してみます。すると・・・レコードの方が硬いという結果に!実は、CDは変形には強いものの、傷つきやすかったのです。さらに、CDは傷が付いてしまったらおしまいではない!?プロの業者が表面の傷を薄く削り取ることによって、CDはまた聞けるようになるのです。
| 実はCDは傷に弱かった! |
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CDのことをよく学んだ矢野左右衛門。万難を排して自らのテーマソングのCDを
作りに挑戦です。プロのミュージシャンを助っ人に、超一流スタジオでレコーディン
グにチャレンジ!その場のいきおいでなぜかプロモーションビデオまで出来てしまっ
た矢野左右衛門のテーマ、堂々完成!(非売品)
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