笑いには、大きく分けて、声を出して大笑いする「laugh」と声を出さない「smil
e」に分かれます。でも、それ以外にも、笑いは区別することが出来ます。例えば目や口の動きは全く同じで、動く順番が違うだけでも、ずいぶんと印象が違うのです。目が先に動けば、不快の笑いに感じ、口が先に動けば、逆に快の笑いに感じるのです。もし同時ならば、愛想笑い、ということになります。
| 作り笑いは見分けることが出来る! |
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笑いがないと、日常生活にはどんなことが起こるのでしょうか?そこで、若くて美人の女子大生に、つきあい始めたばかりの彼氏とのデートで笑わないようにお願いしてみました。喫茶店で仲良くひとつのアイスコーヒーを飲んだり、表面上はいつもと同じなのですが・・・最初のうちこそ手を振ったり、面白そうな話題を口にしたり、彼氏の努力が続くのですが、次第に気まずい雰囲気に・・・危ういところで、スタッフが乱入、どっきりをバラしたのですが、笑いが無いというだけで、簡単に別れる寸前にまでいってしまったのです。
日本人特有の笑いとして、海外などで良く取り上げられるのが「ジャパニーズスマイル」。でも、私たちは普段、あまり意識することはありませんね。そこで、こんな実験。ある有名なホラービデオからショッキングなシーンを抜き出し、日本人のグループと、外国人のグループに見てもらいました。そして、見終わった後、ひとりづつ別室にて、面接官にビデオの感想を報告してもらいました。両者とも、つまらない、とか、気持ち悪い、とか、報告する内容はほとんど同じなのですが・・・注目すべきは、その表情!外国人の場合、まじめそのもの、気持ち悪いという表情を前面に出しています。ところが、日本人は・・・知らず知らずのうちに「ニヤニヤ」してしまっているのです。実はこれは、思いやりの笑いと考えられており、相手を不快にさせないためだといわれています。
人間はいつ頃から笑い始めるのでしょうか?赤ちゃんによく見られるのは微笑み返しと言われる笑い。お母さんに笑いかけられると、赤ちゃんも幸せそうに笑います。でも、近眼と言われる赤ちゃんは、お母さんの笑いが分かって、微笑んでいるのでしょうか?そこで、実験!お母さんそっくりのお面を作り、被って赤ちゃんを見てみます。すると、赤ちゃんは満面の笑み。どうやら赤ちゃんは、お母さんが笑っていようがいまいが、顔のどこかを見て笑っているようです。そこでさらに、目・鼻・口のパーツのどこに反応しているか実験!すると、お面に口だけ、鼻だけ、ある場合は笑わないのに、目だけある場合は、笑いを返してくるのです。目を隠していて突然開ける「いないいないばあ」は、目を見て笑う赤ちゃんの心理を応用したものだったのです。
| 赤ちゃんは目を見て笑っている! |
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さらに、笑っているときの腹筋の状態を測定し、腹筋運動しているときと比較して
みます。すると、どちらも激しく揺れているのが分かります。笑いはマッサージ効果
があり、とても健康に良いのです。
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