2回目でもおいしい!目がテン!?ライブラリー

これで簡単! パソコン  #448 98/09/13

 さる7月25日、秋葉原を騒がせていたのは、「ウィンドウズ98」の発売。ここ数 年でパソコンは日本人の家庭に確実に浸透し、今や無くてはならないもののひとつとなっています。そこで、素人代表、矢野さん扮する科学の素浪人・矢野左右衛門がパソコンを一刀両断!普段使っていても、分かっているようで分かっていないパソコンの中身、黒い箱の正体を暴きます。

 パソコンを買うぞと意気込んで出かけたのは秋葉原。最新のパソコンが所狭しと並べられているのですが、どうも矢野左右衛門の雰囲気には似合わないモダンなものばかり。そこで、なんとパーツを組み上げて自作することに!たくさん部品を買い込んで、帰宅、さて組立開始です。

 パソコンの頭脳となるのが細かい計算をする「CPU」。日本語で言うと中央演算装置。なんと指先ほどの大きさに、最新のものはソロバンの達人が、日本人よりも多い、2億人以上もいるというのです!その昔、コンピューターが初めて作られたのが1946年のこと。その大きさたるや、なんと真空管が18000本!重さは30トンもあったのです。しかも、軽く・小さくなっただけでなく、40年で能力は20万倍に!すさまじい進歩のスピードです。ところが、小さくなったことに反比例して、発熱がすごい!CPUを冷やすためにパソコンには必ず小さなファンが付いています。そこで、ファンを止めてみると・・・見る見るうちに温度が上昇!オーバーヒート寸前に!そのままほったらかしておくと、壊れてしまうのです。


所のポイントパソコン(CPU)の計算能力は日本人全員でもかなわない!


スケルトンハードディスク CPUの次に大切な部品が、メモリとハードディスク。ハードディスクはたくさん情報を保管しておける図書館のようなもの。それに対し、メモリはその中から必要な情報だけとりだして、見やすいように手元に一時的に置いておく机のようなものです。いわば、ハードディスクは量、メモリはスピードに重点が置かれているわけです。そこでさらに、ハードディスクを解剖!超精密マシンの正体は・・・1秒間に90回転する光る円盤。そのヘッドはディスクの上は0.数ミクロン浮いているだけなのです。




所のポイントハードディスクの中身は超デリケート!


後提供中の3S、一番寄りの画、ちょっと俯瞰目。 パソコンを組み立てるのは案外簡単。ドライバーなどの工具も必要ありません。マザーボードといわれる基盤にCPUやメモリといったパーツを差し込むだけなのです。さらに、マウスやキーボードを取り付け、ビデオカードを経由してディスプレイに接続して完成です!いざスイッチオン!・・・確かに電源が入った!・・・ところが、画面にはただ奇妙な英語が並ぶだけ・・・

 実は、矢野左右衛門のパソコンには、なんとOSがなかった!「ウィンドウズ98」に代表されるOSとは、いわばソフトを管理するソフト。人間とパソコンの間を取り持ってくれ、現代のパソコンにはなくてはならない存在なのです。


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