美しい富士山を見るには、やはり空気の澄んだ冬が一年でも最高の季節。「富士見」という地名は全国に242カ所あります。とはいっても北海道や九州など全部の場所から富士山が見えるというわけではなく、富士山に似た山をナントカ富士と呼んでいるため。五千円札やパスポートにも登場し、富士山は本当に日本人に愛されている山なのです。
東京都内でも富士山を見ることができる面白いポイントがあります。西日暮里の富士見坂や、目白〜高田馬場間の山手線の列車からなど、意外な場所から見ることができるのですが、矢野さんがやって来たのは一番見やすそうな東京タワー。その日は通称ダイヤモンド富士という、富士山頂にちょうど太陽が沈む日。よく見ると周りに大きなカメラを持ったマニアな人たちがウロウロ。ところが、天気が悪くて見えない!サイアク〜。
富士山はいったいどこまで遠くから見ることが出来るのでしょうか?地球は丸いため、富士山のように高い山でも、日本全国からはとても見ることが出来ません。そこで、精巧な模型を使って、富士山の見え方をチェック!遠く離れて地上から見えないような場所でも、山の頂上のような高い位置からならば、なんとか見ることが出来ます。そこで、スタート地点をもっとも遠くから見ることが出来るという280キロ離れた三重県の矢の川峠に設定!朝、そこから西向きの富士山を見て、一日のうちに大移動して栃木の富士見屋旅館から反対側の富士山を見るという無謀な試みに矢野さんが挑戦!美しい富士を見るための日本大移動開始!朝日に始まって夕日まで、矢野明仁が日本中を駆けめぐる!が・・・決行日はあいにくの曇り空!全然見えない・・・。
| 高い山の上ならより遠くの山が見える!
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富士山は日本一高い山。でも富士山はどうしてあんなに高くなったのでしょうか?富士山の溶岩は玄武岩。玄武岩と安山岩を砕いて、るつぼに入れ、1600度の高温でもう一度溶かして溶岩の状態にしてみます。すると、玄武岩は粘り気が無く水飴のようなのに対し、安山岩は粘り気が強く、流れにくい性質を持っているのです。どうもこれがキーワードらしい・・・そこで、魚住アナが富士山の内部を調べるため、富士山型のケーキ作りにチャレンジ!玄武岩の代わりになるのはドロドロに溶けたチョコレート。しかし、なぜか土台に上手く載らず、チョコレートが流れていってしまう!そこで、富士山の材料としてケーキの材料が続々登場!アーモンドやケーキくずを混ぜてケーキ作りに再挑戦。結果、富士山ケーキは
うまく完成!ふたつに割ると、おいしいケーキで富士山の構造が分かるのです。
| 富士山は火山灰と礫が溶岩によってかためられたもの!
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