子供の頃から憧れたヒーローのひとつ、忍者。誰もが一度は忍者ごっこをしたことがあるでしょう。でももともと忍者は、闇に生きる刺客、戦国時代のスパイです。謎に包まれた部分も多く、忍者の本当の姿は不明だといっても過言ではありません。では、忍者が映画の中などで見せている技は、どのくらい実現可能なのでしょうか?そこで、塀などに颯爽とジャンプするのを見たことがあると思います。ところが、走り高跳びの世界記録は背面跳びで2m40cm。そんな簡単には身の丈よりもはるかに高い塀に飛び上がることなんてできません。忍者の技の多くは、後世の映画やマンガの脚色によるものなのです。
| 忍者はスーパーマンではない!
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忍者といえば手裏剣。ところが、博物館にはなかなか本物が残っていません。実はそれらしいものがあっても、忍者は跡を残さないため、手裏剣には銘が入っておらず、また、由来もよく分からないため、本物だと確定するのが難しいのです。そこで、古くからの製造法で忍者の手裏剣を再現!
手裏剣は左手にたくさん重ね持って、シュシュと連続して投げるのがイメージ。ところが矢野さんがチャレンジしてみたところ、ちっともうまくいきません。いったいどうして?そこで、手裏剣術を極めた先生の正確無比の技が炸裂!実は、手裏剣に欠かせないのが回転運動。回転することによって回転軸ができ、回転面が安定するため、空気抵抗が少なくなって、目標まで真っ直ぐ飛んでいくことが出来るのです。スタジオでは所さんが手裏剣に挑戦!見事真ん中にブスリ!
忍者の技の中でも簡単そうなのが、筒を持って長時間水中に隠れる水遁の術。さっそく矢野さんがチャレンジしてみたところ、く、苦しい!とてもガマンできず、なんと40秒でギブアップ。ところが、トロンボーン奏者の方は、平気で何分も潜ることが出来るのです!その秘密は、呼吸する筋肉にあります。水中では水圧が高いため、地上よりも筋肉にかかる負担が大きいのです。つまり、筋肉を鍛えれば忍者の技が可能になるというわけです。
| 水遁の術には日々の呼吸筋鍛錬が必要!
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忍者の得意分野のひとつが薬。火薬や毒薬をはじめとして、忍術書には数多くの
処方箋が載っています。その中でも、特に有名なのが飢渇丸。一日三粒食べれば心身ともに疲れ知らずという超スグレモノです。そこで、毎度おなじみうふふ日記忍者編!くの一りえが忍者の食べ物作りに挑戦!今回は包丁を使わないのでとても簡単。最近はやりのお団子に似た飢渇丸のお味は、いまいち。その上栄養も大してありません。そのかわり日持ちは抜群。忍者食は保存性を第一に考えられたものでした。
忍者の技の中でも、これは不可能だろう、と言われているのが水蜘蛛。丸い木の輪のようなものを両足に履き、アメンボのようにすいすい進むことが出来るのです。そこで、目がテンでも水蜘蛛を制作し、果敢にチャレンジ!ところがあえなくぶくぶくと水中に沈んでしまう矢野さん。やはり重量オーバーなのか?そこでピンチヒッター登場!足のパワーなら誰にも負けないというスリムな水球の選手。でも・・・やっぱり見事に沈没。これはイカン!そこでさらに、矢野さんがじっくり忍術書とにらめっこしてひらめいたとあるアイデアとは、なんと足に船のようなものを履く、という方法。片面革張りの水蜘蛛でなぜか魚ちゃんが水上に浮く!
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