「タラりらつうらら、つららあ〜♪」と、かの名曲にも歌われていたように、タラの本場はつららが垂れる程の寒さでした。しかし、その寒さ、冷たさを吹き飛ばす程の美味さが、たらちり鍋、いや、タラそのものにあったのです。中でも驚くべきは、刺身です。薄い桃色のその切り身は、もっちりとした歯ごたえで、まるで舌にはりつくようでした。よく見かける、あの、白い切り身からは想像もできない、どちらかというと、濃厚な味すら感じられました。
でも、なによりもビックリしたのは、大きな大きな、胃袋ですよね。あの胃袋を満足させるには、まさに、鱈腹、たらふく食べるんですね。いやあ、ひとごととは思えないですね。その上、脂肪肝、恐れ入りました。うんでも、もっとしっかり腰をぬかしたのは、あの、たらこ。黒々として、またでかい。口に運ぶのに、少しばかり勇気がいりました。とにかく、何度も驚かせられた、つらら、じやない。タラでした。
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しかしこの本文アタマの名曲って何の曲か、分かる方いらっしゃいますか?
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