モネ展

2015.9.19sat-12.13sun

東京都美術館 休室日:月曜日、10月13日(火)、11月24日(火) ただし9月21日、10月12日、11月2日、11月23日(いずれも月)は開室

Works 作品紹介

第2章 若き日のモネ

モネは子供の頃、授業はほとんど聞かずにノートにカリカチュア(風刺画)を描いていたといいます。個人的な特徴を誇張したり、物や動物に似せたりして人物を表すカリカチュアは、19世紀の大衆向けの新聞や雑誌に数多く掲載されていました。モネは、学校の教師たちのカリカチュアを描くことから始め、次第に腕を上げ、ル・アーヴル中に知られるほど評判になりました。のちにモネが述べたところによると、この頃モネは描いたカリカチュアを絵具や額縁を売る店のショーウィンドーに展示し、10フランか20フランの値をつけて販売していました。売上は2000フランにのぼり、本格的に画家を目指しパリへ行くための費用となりました。モネが手掛けたカリカチュアは現在65点ほどが確認されており、ル・アーヴルの人を描いたものから、新聞に掲載されたカリカチュアの模写なども含まれています。