2月14日（火）の「ろくにんよれば町内会」は、先週に続き「劇団ひとりにハマるのは誰だ！？泣き落とし王決定戦」！

今回の企画は劇団ひとりと共演。舞台は4畳半のボロアパート。とある事情で多額の借金を抱え、借金取りに泣き落とし…という即興演技にロクマチメンバーが挑戦！ここぞと言う時に、ボタンを押すとメンバーが自分で選んだ泣き落としソングが流れて演技は終了となる。心を掴む泣き落としで、劇団ひとりにハマるのは誰なのか？ 

後半戦一人目は和田雅成。「次はいつ会えるかな？」とうきうきしながら登場し、「夢の中で会えますように」と布団に潜る和田。そこに「よく呑気に寝られるね」とひとりが登場。和田は「すみません、借りたお金なんですけどトレーディングカードをたくさん買いました。それが高騰するタイミングがあるんです。今お借りしたお金で安い時にたくさんカードを買ったんです」と弁明。

ひとりは「なんだそのカードってのはよ、トランプみたいなもんか、なんでトランプの値段が上がるんだバカ野郎！」と力み、「貸したお金で全部カードってのを買ったのか」と聞く。すると和田は「小さい時にすごく貧乏で買えなかったカードたちだったんで、カードを買ったというよりは思い出を買ったっていう方ですかね」「お金がなかったんでギリギリのことばかりやって兄貴が僕をここまで大きくしてくれました」「今この家も兄貴が家賃を払ってくれてて」「贅沢と言えば牛丼です」と続ける。ひとりは泣きながら「きつかったね」と和田に伝えるが、部屋のテレビの上に置いてあった指輪ケースを見つけ「ちょっと待ってぇ！」と驚きを隠せないひとり。和田は「すみません、ちょっとそれだけは待ってください！」と大慌て。

そして「すみません、全部嘘です」と謝る。「実はレンタル彼女に貢いでまして、彼女も一度もできたことがなくて、東京に出てきたけどいい出会いもなくて、そんな時に見つけたのがレンタル彼女でした」と続ける。ひとりに「なんなんだよ、そのレンタル彼女ってのは」と聞かれ、「1日決められた時間の中料金を支払うと自分の彼女になっていただけるという。1日2万3000円です」と説明。

さらに和田は「レイカちゃんという貢いでる女の子がいまして」と過去に佐藤流司が女の子役になった時の設定を持ち出し、「目がクリクリしててちょっとヤンキーっぽくて、スタイルがいいんです」と説明。さらに「やっと脈アリかなっていうところまで行けたんです」という和田に「お前騙されてんだよ！」と喝を入れるひとりだが、和田は「そんな事ないです、レイカちゃんは僕の事が好きなんです！僕は今まで人生で一度もキスしたことないんですよ、レイカちゃんにいっぱいつぎ込んでもしかしたら付き合ってもらってキスできるかもしれないんです、僕の人生ずっとキス我慢してきたんです！」と叫ぶ和田に「お金でするのなんてキスじゃないね！そんなのキスじゃない！」とひとり。

さらに和田は「僕は正式に彼女になってキスしてほしいんです！だから、もうちょっとだけ借金待ってもらえませんか。これを渡せば、きっとレイカちゃんとお付き合いできて、キスできると思うんです！」とボタンを押すとサンボマスターの「孤独とランデブー」が流れる。和田は「僕に、キスの味教えてください」と懇願し、ひとりは「え？俺と？レイカちゃんじゃなくて俺と？」と怯え出し、「いや、大丈夫大丈夫、借金大丈夫だから」と和田の部屋を出ていきチャレンジ終了！

佐藤に感想を聞かれたひとりは「いや本当、コロナ（禍）じゃなかったらキスしてたね」とコメントした。

後半戦二人目は梅津瑞樹。ピンクのスーツを着て登場した梅津は、服をパタパタしたりネックレスをかじったりと謎の行動をし「寒い！」と言って布団に潜りだす。すると、「コラッ！今日だろうがよ！今日が期日だってわかってるのになんだよ、電話の１本も寄越さねえとは 」とひとりが登場。「しょうがないんだ！大学生は勉強にオシャレにお金がかかるんだ！」と弁解する梅津。

そして「これあげます！」と指につけていた指輪を渡し、「借金した金で買ったのかこれ、いくらしたんだよ」とひとりに聞かれ「12万円」と答え、さらに指につけている指輪を指し「5万円、8万円、3万円、21万円」と梅津。「それ全部売っぱらってこいよ！」とひとりに言われた梅津は「やだ！」と一喝し、「お金お金うるさいなぁぁぁ！」と叫び出す。「僕たちだって学校で幾多の競争の中生きてるんだ、オシャレしないと誰からも見向きもされないし誰も構ってくれないんだ」と叫ぶ梅津だがポケットを漁ると大量の女性のブロマイドが。「なんだよそれ」というひとりに「これはだめです。他のだったら全部あげます」と隠す梅津。

「これは僕の意中の女性です」というが、写真は全て違う人だという。「意中の人こんなにいるのかよ」とひとりに突っ込まれた梅津は「大学生活は楽しいことがいっぱいなんだ！オシャレの1つや2つして振り向いてもらいたいと思ったって仕方がないじゃないか！でも、こうやってオシャレになったところで誰も見向きもしてくれないんだ」と座り込む梅津に、「選ぶ服に問題あるんじゃないのか？」と的確な指摘をするひとり。

さらに梅津は「おじさん、お金って一体なんだろうね」と空を見ながら話し出す梅津。そして「僕のこの寒い寒い心を埋めてくれる人が誰か一人でもいるかもしれない。誰かが僕の心に応えてくれるかもしれない、それに比べておじさんはなんだい？ただでさえこんな四畳半に詰めかけて、昼間から。暇なの？」と問い詰め出す。ひとりはうなだれながら「もう押せよ」とボタンを押すことを促し、「押して欲しいの？じゃあ借金返さなくていいかな？」と梅津に言われ、「ああ」と答えるひとり。そして梅津がボタンを押すとグッバイフジヤマの「ダーリン！」が流れ、終了！感想を聞かれたひとりは「僕はもうお手上げです」とコメントした。

最後の挑戦者は田中涼星。リーゼント姿で「また負けたわ」とぼやきながら登場。「明日は絶対勝つ、マジで」とつぶやくとひとりが登場。田中は「兄貴！おはようございます！」と挨拶し「なんか飯作りますよ」と繕うが、「飯作る前に金持ってこい金！」と言われ「そうなんすけどちょっとこう…パチンコ行っちゃって… 」と、300万借りたが全てパチンコで溶かしたという。

だが「すいません、ウソつきました！」「本当はパチンコに使ったんじゃなくて実はあの、これを買うために使ったんです」と赤いジャケットを取り出す。怪訝な表情を浮かべるひとりに「俺実は夢があって『アメリカズ・ゴット・タレント』に出たいんですよ」「田原俊彦のモノマネで出たいんです」という。「それで完璧になり切るにはやっぱり上下揃ってないとダメで。で、上のジャケットがどうしても見つからなくて、でもこれが300万だったんです」と続ける。

田中は「テレビで見たんですよ。ひとりさんのモノマネを」「トシちゃんのモノマネしているのを見て、すげー面白くて俺も真似してみたんすよ！そしたらなんか上手いこといってなんか周りのみんなが笑ってくれたんですよ、それでなんか快感感じちゃって。でもやるならテッペン取りたいなって思って、それでアメリカでテッペン取ろうと思って」という田中にひとりは「お前それ、逃げてるだけじゃねえのか？日本には確かにいっぱいトシちゃんがいるよ、だから勝負するんじゃねえのか？」と一喝しながらも、だんだんと口調がトシちゃん風に…。

さらに「見せてみろ！お前の田原俊彦を」と言われた田中は立ち上がり、「田原俊彦です！」と決めてみせる。ひとりは「悪くないよ」とコメントし、「十分速いけどもっと練習すればもっと速くなれる、見とけよ」と同じくひとりも「田原俊彦です！」とモノマネ。ひとりは「これぐらい早くなれる、た・と・こだけでいけるから」とアドバイスをし、田原のモノマネを練習し出す田中。さらに「練習したの見てもらっていいですか？0.5倍速ってのがあるんですよ」と「田原俊彦です！」をゆっくりにした芸を披露。それを見て「俺もちょっとやってみていい？」とひとりも同じ芸を披露し、0.5倍速と2倍速の「田原俊彦です！」をやりあう2人。

ひとりは「これならアメリカで通用するかもしれない」「一緒にアメリカ行こう」と田中に告げ、「じゃあこれから猛特訓しましょう！」と田中。２人で一緒にボタンを押すと田原俊彦の「抱きしめてTONIGHT」が流れ、ひとりと田中が「田原俊彦です！」の特訓を始め、終了！

感想を聞かれた田中は「1年やってきた甲斐がありました」とコメントし、ひとりも「やっとトシちゃんを譲れる奴が現れました」とコメント。

そして最後に、劇団ひとりが一番ハマった「泣き落とし王」を発表！優勝は前半戦に登場した橋本祥平に決定！決め手は「芝居っていう意味で言うと、熱があってなんかあれで空気がガラッと変わった」と感想を述べた。ちなみに最下位は梅津となった。